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●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~「芸術でぶっ飛ぶ」とはどういうことか~「足りない魅惑」ナスターシャ・キンスキー『テス』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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オープニングでぶっ飛んだ映画4本。

『時計じかけのオレンジ』
『セブン』
『トータル・リコール』(ポール・バーホーベン)
『ドラゴン・タトゥーの女』(デヴィッド・フィンチャー)

わたしにとって「ぶっ飛ぶ」というのは、まあこれは「芸術によるショック」を与えられた状態で、「ぶっ飛んでいる」状態の時間は「いわゆる常識」などはすべてふっ飛び、魂はひたすら高揚する、そんな状態になっているわけだ。

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『テス』

ロマン・ポランスキー監督の『テス』で一躍世界にその名と美貌を轟かせたナスターシャ・キンスキーは、高名な「異常俳優」の父クラウス・キンスキーから性的虐待を受けていたという報道はさほど映画ファンを驚かさなかっただろう。
なにせ、「クラウス・キンスキー」である。
しかし、「死者は最早罰を与えられない」虚しさ無力感はどうしても感じざるを得ない。

けれど、『テス』のナスターシャ・キンスキーはいつまでも美しい。
「イングリッド・バーグマンの再来」と言われたその美貌だが、確かに顔立ちなどに共通点はあるけれど、キンスキーの持ち味は、「足りない」ところだ。
その点は、イングリッド・バーグマンとはまったく違う。

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(。・_・。)2k

4本 どれもタイトルで惹かれますね
ドラゴンが一番気になるかな
by (。・_・。)2k (2023-09-16 07:54) 

hana2023

「時計じかけのオレンジ」以外の「セブン」。
「トータル・リコール」は劇場で息子と観ました。
「ドラゴン・タトゥーの女」と、3本とも特に強いインパクトを感じた覚えがなくて困りました。
「トータル・リコール」は火星でしたかしら?映像全てが新鮮さにあふれていました。始まってすぐのシュワルツェネッガーと、シャロン・ストーンとのアクション・シーン。そのどちらも強い事。
近未来を舞台に記憶を売買できる企業リコール社のサービス、シュワルツェネッガー演じる主人公の頭部が分裂する様。
全体的なストーリー展開が理解できないまま見終えました。
小学生だった息子はもっと不可能であったと感じられます。
記憶が上書きされて別の人間にされてしまう、人のもつ記憶の曖昧さ、意外でなくありえる状況のような。人間の脆さですよね。
クラウス・キンスキーがどれほど特異な俳優であれ、こんな人物もいる。そんな父をもつ非情さはあまりあります。

by hana2023 (2023-09-16 22:26) 

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