SSブログ

小説 熱帯魚のハート・その喜劇と悲劇 1 [小説 熱帯魚のハート・その喜劇と悲劇]

オトシン。
愛らしい魚である。
ナマズ目(もく)である。
しかしナマズのずうずうしさはない。
軽快で、
もっとも無垢。
そう、水槽の中でいつも一番無垢な魚がオトシンなのだ。

水槽の天使。
ぼくはオトシンを見て、
いつしかそう呼ぶようになった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(2) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2