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「任侠ヘルパー」仲里依紗の爆発力。吉高由里子「東京DOGS」演出の成田岳 [吉高由里子]

前回風呂敷広げ過ぎた「任侠ヘルパー」だが、第10話は何とか話がまとまってきた。
ストーリーの作り方として、「問題」をどのように解決していくかという点が重要だが、「任侠ヘルパー」のストーリーに現在ある主な「問題」は次のようなものだ。
1、夏川結衣の若年性痴呆症
2、草なぎ剛の夏川に対する恋愛感情。黒木メイサの草なぎに対する恋愛感情。
3、介護施設「タイヨウ」の存続問題
4、組員たちの「研修」の顛末

しかし夏川結衣の前夫陣内孝則の登場でだいたい結末は見えてきた感じはある。
上記の「問題」の中で「1」は解決不可能だろうから、「2」も含めて「苦い」結末が予想される。
深刻な「介護問題」を扱ったドラマだけに、多少の「苦さ」は結末として当然必要になるだろう。

第10話を観て、仲里依紗の圧倒的なポテンシャルにまたほれぼれした。
何と言っても「美しい」。
いつもはやや「おっとり」した雰囲気を漂わせているだけに、随所で見せる「美」にはゾクッとするほどのキレのよさがある。
さらに演技における爆発力。
「怒る」「叫ぶ」芝居はわざとらしく大袈裟になりがちだが、実に自然に感情の爆発を表現できる。
映画「パンドラの匣」が楽しみだ。

それにしても陣内孝則のクサい芝居は永遠に治りそうにない。
常に、どんな役をやっても、顔の筋肉、体の筋肉に力が入っている。
本人はあれでけっこう「いい芝居」だと思っているのだろうが。

「太った~」と腹をつまむ北川景子。
電話でオツな表情になる北川景子。
いずれも「ブザー・ビート」第9話の愛すべき北川景子の姿だ。
あれだけスタイルがいいのに「太った~」などというシーンを演じるのは、普通ならカマトトか嫌味になる、が、北川景子ならまったくならない。
媚びず自分に酔わない人間性の勝利だろう。

吉高由里子「東京DOGS」を演出する成田岳についてである。
近年演出を担当した番組は「プロポーズ大作戦」「ガリレオ」「ヴォイス 命なき者の声」「BOSS」などがある。
そこそこ視聴率を稼いだものが多い。
局内ではヒットメーカーなどと呼ばれているのだろうか。
あまり興味のない話ではあるが。

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