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「まことに残念ですが・・・」不朽の名作への「不採用通知」160選 アンドレ・バーナード編著 木原武一監修 中原裕子訳 徳間文庫 [ルコ的読書]

こんな本がある。
 ↓
「まことに残念ですが・・・」不朽の名作への「不採用通知」160選 アンドレ・バーナード編著 木原武一監修 中原裕子訳 徳間文庫

つまりその後高名な作家となる人たちが「無名」あるいは「さほどでもなかった」時代に出版社などへ原稿を持ち込んだが「不採用通知」を受け取った。
その「不採用通知」の数々をコレクションした本である。
さて読者は、「未来の偉大な作家だった人たち」に対するあまりに御無体な不採用通知を見て何を感じるのか?
3回に渡って、「これは」と私が感じたものを紹介する。
まずはこれだ。


「サンクチュアリ」ウィリアム・フォークナー
いやはやこんなものを出版するわけにはいかん。編集者も作家も監獄行きだぞ。

「アンネの日記」アンネ・フランク
この少女は、作品を単なる“好奇心”以上のレベルに高めるための、特別な観察力や感受性に欠けているように思われます。

             「まことに残念ですが・・・」アンドレ・バーナード編著より
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コメント 2

yasu

こんにちは。

面白そうな本ですね、有名になれば過去のもの全てに価値が付くのでしょうか。採用されないことは、価値が無いことにはならないのかもしれません。

では、また!
by yasu (2009-11-08 19:57) 

末尾ルコ(アルベール)

yasu様

そうですね。あるいは「たまたま」そのときの編集者の好みに合わなかったものが傑作だったとか、「時代を先取り」していたとか、いろいろ考えられます。

                                ルコ
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-11-08 23:39) 

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