え、村上春樹って、こうだったの？ １ 「晴れ時々戦争いつも読書とシネマ Cultural Chronicle 2002～2003」福田和也 新潮社

福田和也はその意見の全てに賛同するわけではないけれど、うなずけることも多々あり、それ以上に文章に芸があっておもしろいから、比較的よく読む批評家の一人だ。
まあ正直言えば、ワイドショーのコメンテーターなどやらねばいいのにとは思う。
かつて島田雅彦がワイドショーのコメンテーターとして出ていて、つまらない発言しかしないのにはガッカリしたものだ。

それはともかく、村上春樹の作品に対する福田和也の次の文章を読んでほしい。


読む者の魂を鷲づかみにし、あるいは無理やり切り開いた末に放り出すような、閉ざしていた知覚や認識が、冷え切った体の肌から突然汗がにじみだすようにして蘇る心地のする、稀有な経験と出会わせてくれることはありませんでした。

　　　「晴れ時々戦争いつも読書とシネマ　Cultural Chronicle 2002～2003」福田和也

説明は次回(^_-)-☆

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コメント 6

昔の作品は読んでますが・・・・
最近のは、どうなんでしょうね？
by nano (2010-02-17 08:03) 

nano様

そのあたり、明日予定のこの項で「福田和也」の意見を紹介します。
と言いますのも、わたしは今のところ村上春樹作品の一部しか読んでないもので。

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by 末尾ルコ（アルベール） (2010-02-17 08:47) 

＞読む者の魂を鷲づかみにし〜稀有な経験と出会わせてくれることはありませんでした。
コレ、つい大笑いしてしまいました。
でも描写はけっこうまわりくどくて長い印象が。
とか評論家でもないのにエラそーに。失礼しましたっ。

by FUCKINTOSH66 (2010-02-17 09:29) 

村上春樹さんは2~3読んだくらいなので、
良く分からないです＾＾；。
by バロックが好き (2010-02-17 09:37) 

FUCKINTOSH66様

大仰な褒め言葉は、場合によっては好きなのですが（わたしもよくする　笑）、「村上春樹の小説にこの文章？」みたいな意外性がありまして。(^_-)-☆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2010-02-17 12:19) 

バロックが好き様

またまたご謙遜をおおおお(^_-)-☆

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by 末尾ルコ（アルベール） (2010-02-17 12:21)