イザべル・ユペールとエマニュエル・べアール パリジャン、フェノンとの会話

フェノンとぼくではやや映画の楽しみ方が違う。
フェノンはストーリー重視。
ぼくはどちらかと言えば映像・演出重視だ。
だからフェノンはどんなに映像が美しくてもストーリーが気に入らないと、「手抜き（bâcler）だ」と手厳しい。
ぼくはおもしろい映像や演出が見られたら、とたんに点数が甘くなるのだけれど。

それは女優に関しても同じ。
ぼくはまず「映画女優は画になること」が最優先だが、フェノンは「演技力」。
いわゆる「カメレオン俳優」が最優先となる。
例えばフランスの誇る２大女優イザベル・ユペールとエマニュエル・べアール。
フェノンに言わせれば「ユペールはカメレオンだが、べアールはいつもべアールだ」。
もちろんべアールが（今のところ）より重要な女優であることに異存はない。
しかしべアールの圧倒的な女優としてのオーラ。
ぼくはそれにいつも陶然とするのだけれど。

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コメント 4

話がそれて申し訳ないのですが、
フランスの女優、イザベル・アジャーニは？
私は、80年代の主演作品が特に好きでした。
「カメレオン俳優」ではない気がしますが．．．
by TBM (2010-04-13 00:50) 

TBM様

わたしも「アジャーニこそ究極の女優」と思っていた時期が・・（笑）
ある時からキャリアに空白ができたんですが、何と今年セザール賞を受賞して復活しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO

by 末尾ルコ（アルベール） (2010-04-13 01:17) 

観方、感じ方は人それぞれ。
それが映画の魅力ですよね。
by cjlewis (2010-04-13 09:42) 

ｃｊｌｅｗｉｓ様

確かに、です(^_-)-☆

　　　　　　　　　　　　　　ＲＵＫＯ
by 末尾ルコ（アルベール） (2010-04-13 16:45)