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寺島しのぶの「理想」とするフランス女優たちとは?   「週刊現代」(2010年4月24日号) [ルコ的読書]

「M girl (2010年4月8日発行)」(MATOI PUBLISHING)以外では、「週刊現代」(2010年4月24日号)のインタヴューも力が入っていた。
その中でも寺島しのぶはベルリン国際映画祭主演女優賞受賞後の日本メディアから受けた無理解な質問(「また脱ぎっぷりがいいらしいですね」などといった類い)に対する憤りを強調している。
このような質問の多くは「一般誌」「エロまがい雑誌」、あるいは芸能レポーターがするのだろうか。
「芸能レポーター」と呼ばれる人間たちにも困ったものだ。
寺島しのぶから離れるが、彼らが「なあなあを受け入れてくれる」と考えている芸能人とのやり取りほど気色悪いものはない。
例えば石田純一と東尾親子、DAIGOなどとのやり取りだ。
「何を聞いても許してくれる」という意識と「芸能ニュースで扱われなければこの世界で存在できない」という意識が混ざり合い、えもいわれぬ気色悪い空間を作り上げている。
まともな俳優やミュージシャンは芸能レポーターを「無視」すべきだと思う。

やや話が横道に逸れたが(←いつものことだ 笑)、「週刊現代」(2010年4月24日号)で寺島しのぶが「理想」として挙げていたのがフランスの素晴らしい女優たち。
誰だと思います?
イザベル・ユペール、シャーロット・ランプリング、サンドリーヌ・ボネールの3人だ。
「年齢」や「シワ」など「どこ吹く風」と凄まじい作品に出続けるこれらフランス女優たち。
日本で彼女たちに匹敵する女優が活躍するようになるには、「日本社会の成熟」がどうしても必要となる。
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コメント 4

teddy0905

我が爺さんの周りにも言われる様な方々が多く蔓延っていますな!
自分自身の了見の狭さ、ものさし(度量)の小ささ、!!
(いや~~!失礼)
 私も小さな玉しかありませんが、脱ぎっぷりはいいです!!
by teddy0905 (2010-04-21 07:07) 

末尾ルコ(アルベール)

teddy0905様

豪快なご意見、ありがとうございます!

> 小さな玉しかありませんが

それはきっと、ご謙遜!(笑)

                      RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2010-04-21 08:02) 

cjlewis

まったくそうですね。
日本は、「若さ」がいちばん的なところがありますよね。
年齢なりの美しさという概念がない。
だから、年齢を重ねてこそにじみ出てくる深みのある美しさよりも、「ピチピチとした肌と笑顔」がもてはやされたりするわけで、、、幼稚ですよね。
by cjlewis (2010-04-21 09:59) 

末尾ルコ(アルベール)

cjlewis様

結局それもテレビを中心とした安易な商品作りの影響が多いのでしょうね。
日本映画界にも大いに問題があって、これだけ「少年・少女」を主人公とした映画ができる国は珍しいかもしれません。

                               RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2010-04-21 12:11) 

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