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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「格闘技美学論」~UFC190,ベチ・コヘイアはロンダ・ラウジーに本気で勝てると思っていたのか?2016年3月19日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「格闘技美学論」~UFC190,ベチ・コヘイアはロンダ・ラウジーに本気で勝てると思っていたのか?

ところであなたは格闘技、観戦してます?
もちろんテレビ観戦でいい。
わたしも子供の頃は高知へ巡業に来た全日本プロレス、新日本プロレスを観戦に行くこともありましたが、大人になってから(笑)格闘技の生観戦はないですね。
なにせバレエ鑑賞が旅費含めて高額になりますから。
でも地方巡業で決してレスラーたちは必至の試合ではなかったですが、観た印象は極めて強く、あの雰囲気は忘れ難いものがある。
でも当時は「強豪外国人レスラー」の威光がまだまだ大きかった時代だから、今のカジュアルなプロレス観戦とはだいぶ違うと思います。
ハーリー・レイス、アンドレ・ザ・ジャイアント、ファンク兄弟、ブッチャーなど、高知へも当時の人気レスラーはよく巡業に来ていました。
中でもいまだに強烈なのがニック・ボックウィンクルVSザ・シーク。
なかなかのカードでしょう?
でもこういうカードはだいたい5分前後で両者リングアウトかヒールの反則負けで終わっちゃうんですよね。

お話はMMAに戻りますが、UFC190開催前のベチ・コヘイアの挑発が次のようなものだったというお話をしましたね。


「ロンダはまやかしだ」
「私のように強いブラジル人とは試合したことない」
「ボクシングの実力を証明してない」
「ロンダは試合を長引かせると言ってるけど、それはわたしに短時間で勝てないことが分かっているからよ」

「ロンダがわたしに負けて自殺しなけりゃいいけど」

この罵詈雑言により、試合が実に盛り上がったのは確か。
わたしもカードが組まれた時は(まあロンダ・ラうじーの楽勝・・・)ということで、(ロンダを観られるだけでも十分)程度のマッチメイクだと思ってたんですが、コヘイアがあんまり挑発するものだから、過去の試合までチェックしちまったよ!(笑)
だからコヘイアの罵詈雑言は「わたしを動かした」という列記とした事実を作ったのですが、しかしお伝えした通り、過去の試合を観ればロンダとコヘイアはメジャーリーグと日本の社会人野球位の差があるとすぐ分かりました。

で、思うんです、コヘイアは本当はどんなつもりであの発言をしていたのかと。
コーチ陣も含め、本気で「勝てる」と思っていたのか?
これ、わたしにとってとても興味深いことなんですよ。


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