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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「人間美学論」~「紅白辞退」のタモリに(さすが!)の末尾ルコ!2016年7月3日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「人間美学論」~「紅白辞退」のタモリに(さすが!)の末尾ルコ!

タモリが2015年のNHK「紅白歌合戦」の司会を辞退したという報道がありました。
今後、つまり2016年以降、NHKがいつこく(笑)依頼した場合、タモリがどう判断するか、それは分かりません。
しかし取り合えず、「2015年紅白は辞退した」という事実は、「タモリらしいな」という文脈で記憶されるべきでしょう。
当ブルグでもちょいちょい書いていますが、タモリは特別な美意識に貫かれた人生を歩んでおり、それは多くの日本人が見習うべきものであると、わたしは以前から主張しています。
「タモリの美意識」の象徴的表れの一つが、赤塚不二夫の葬儀で読んだ「白紙の弔辞」であり、しかもその時決して涙を見せることがなかった。
後日「笑っていいとも」に出演した徳光和夫がわざわざ「あの時の弔辞は白紙だったんじゃないですか?」と尋ねた行為は「美意識の真逆」ということも以前に書きました。

「紅白歌合戦」自体がそんなに悪いものだと言うつもりはありませんが、紅白だけでなく、NHK「大河」「朝ドラマ」などに関してのほとんどの芸能人のリアクションが「思考停止かつ予定調和のワンパターン」で気色悪い。
しかし2014年にゲストとして紅白に顔を出していたタモリは、その「予定調和」にまったく合わすつもりはなく、(さすが!)と感じただけに、今回の「辞退」も再度(さすが!)と思ったわけです。

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