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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画女優演技論」~有村架純は「アップに耐える顔」か「アップに耐えられない顔」か?2016年11月23日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画女優演技論」~有村架純は「アップに耐える顔」か「アップに耐えられない顔」か?

有村架純。
映画「映画 ビリギャル」と「ストロボ・エッジ」がヒットしたもんで、「ヒロイン失格」の桐谷美玲と並び、「日本映画期待の若手女優」と化した人、有村架純。
しかし本当に有村架純はこのまま日本映画期待の星であり得るのか?
けっこう読み難い女優です。
ドラマ「あまちゃん」で小泉今日子の少女時代を演じて名前が売れた頃は、(「あまちゃん」だけで終わりだろうな)と感じていた。
その後CMの起用が多いという報道を見ても、(くだらない)と思っただけだった。

ちなみに「CMの本数」なんか「鑑賞者」にとっては何の意味もないものです。
なにせ「ベッキーが10本」とかそういう世界ですから。

期せずして有村架純は「あまちゃん」以後、映画主演が続いた。
わたしは(出てもせいぜいテレビドラマで、すぐ消えるだろう)と思っていたから既に意外だったが、その上「映画 ビリギャル」「ストロボ・エッジ」両方ともヒットしたというわけです。

で、有村架純の演技はどうかというと、「ストロボ・エッジ」を観た限りでは「演技などできない」としか表現しようがない。
「何もしてない」と同様なのですね。
ただ、主演ではないけれど、映画「女子―ズ」では「森の木B」のくだりでなかなかおもしろい表情を見せていた。
それと「他の女優たちにない」個性は確かにある。
「絶対過剰にならない」個性であり、「過剰にならない」だけなら無数にいるけれど、それでいて「観て得をした」漢字を多くの人に与える個性です。
決して「アップに耐える顔」ではないけれど、「アップに耐えられない顔」でもない。
映画に主演できる女優としては非常に特殊な存在である有村架純に注目すべきであることは間違いないでしょう。


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