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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~雪のシーン、花火のシーン、「ロミー・シュナイダー事件」。2016年11月26日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~雪のシーン、花火のシーン、「ロミー・シュナイダー事件」。

・雪のシーン、花火のシーン・・・そして。

雪の中、見つめ合うルートヴィヒ2世とエリザベート・・・。

ふてぶてしく立膝で座り、奇怪に笑うマックス・ケイディの背後ででっかい花火が炸裂する。

こうしたシーンを心身の中に摂取すればするほど、人間は豊かになるのです。

あなたは、「雪のシーン」、「花火のシーン」と聴いて、どんな映像が心の中に生まれますか?
小説のシーンでもいい。

「雪のシーン」
「花火のシーン」と聴いて、すぐにどんな場面が出てくるか。

あるいは、「アンナ・カレーニナ」?

・「ロミー・シュナイダー事件」(ミヒャエル・ユルクス著)という本があります。

世紀の大女優。
欧州映画史上、スター中のスター ロミー・シュナイダーは自宅で死んでいました。
ロミー・シュナイダーは40代半ばで死んだ。
しかし、「一人息子が死んだ時、すでにロミーは死んでいた」という有名な言葉があります。

ロミー・シュナイダーが亡くなったのが1982年、最愛のダヴィッドが亡くなったのが1981年。

しかしロミー・シュナイダーはそれよりずっと以前から、到底他の女優たちでは太刀打ちできないほどの演技をスクリーンに焼き付けている。
いや、それは演技ではなく、ロミー・シュナイダーの人生そのものであり、魂そのものである、と言ってもご存知の方であれば、一笑に伏したりしないだろう。

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