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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「生き抜くための美学」~あなたは「美人ですね」と言われて、嬉しいですか?2017年3月14日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「生き抜くための美学」~あなたは「美人ですね」と言われて、嬉しいですか?

「美人が多そうな国」の話題を続けますと、

まず

「美人」という言葉。

目にして、あるいは耳にして、どんな印象を受けますか?
あるいはすぐにどのような人が頭に浮かびますか?

さあ、

「美人」!

わたしの感覚では、「美人」という言葉はやや突き放した感じ。
「親しみ」とか「敬意」とか、そうしたプラスの感情はやや希薄な印象です。

次の三通りの言い方を比べてみてください。

「あの人、美人だね」

「あの人、綺麗だね」

「あの人、素敵だね」

「美人→綺麗→素敵」という順序で、より「自らの気持ち」が籠っている。
もちろん使われるシチュエーション、文脈によって感じはずいぶん変わってきますが、原則としてはこの順序です。

美人度、あるいは美男度をより客観的に分析する方法としてよく取り上げられるのが、「黄金比率」ですが、「美人」という言葉自体、そんなやや数字の混じった冷たい感覚がある。

これも女性によって受け取り方は違うでしょうが、

「美人ですね~」

と言われて、(物凄く嬉しい!)感情を抱く人はさほど多くないのではないか。
そんな気がします。

そう言えば、前回お話したオーストラリア人とはまた別の、これもオーストラリア人でしたが、

「ネパール女性に美人が多い!」

と断言しておりました。

わたしは「ネパール女性」と耳にしても、特段のイメージは浮かばなかったのですが。


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