SSブログ

〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「2016年12月10日にNHKで放送された『ボブ・ディラン』のオダギリジョーと『SONGS』の薬師丸ひろ子のあまりの違い」。2017年10月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「2016年12月10日にNHKで放送された『ボブ・ディラン』のオダギリジョーと『SONGS』の薬師丸ひろ子のあまりの違い」。

末尾ルコ「美意識講座」

2016年12月11日、次の記事をアップしました。

・・・・・・

NHKスペシャル『ボブ・ディラン』にカッコつけるオダギリジョーに仰天。反面、『SONGS』薬師丸ひろ子の素晴らしさ。

末尾ルコ「人生の美意識講座」

12月10日にNHKで2つの番組があって、一つはNHKスペシャル『ボブ・ディラン』。
日本の「にわかディランブーム」みたいなのはいやだけど、ちょっと観てみよかということでつけてみたら、

いきなりオダギリジョーがカッコつけて、ポーズつけて歌詞を呟く・・・。

仰天した。
恥かしくないのだろうか?
「ボブ・ディラン」というタイトルでいきなりオダギリジョーを見せるNHKの企画ももちろん、それへ「出る」オダギリジョーの感覚とはどうなっているのか?

反面、その後の番組『SONGS』の薬師丸ひろ子は素晴らしかった。

この話題にはまた触れることもあると思うが、『ボブ・ディラン』という番組でカッコつける(そうとしか見えない)自分を出すオダギリジョーの感覚は今後も到底信用できそうにない。

・・・・・・

NHKはこの日の前にBSで『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』を放送しており、それはマーティン・スコセッシ監督による作品であり、内容はもちろん素晴らしい。
それを観た直後にNHKスペシャルの1時間弱枠で何ができるのかと期待してなかったのだが、ひょっとしたらおもしろい切り口でもあるかなと附けてみたらいきなりオダギリジョーが出てきて、しかもモデルのようなポーズを取って、「朗読」を始める。

「何なんだ、これは!」である。

たった一時間弱の番組、「朗読」までは許せても、「ボブ・ディラン」を少しでも掘り下げようというのなら、オダギリジョーを映している時間などあろうはずがない。
ましてファッション誌のグラビアのようなポーズを付けて「朗読」とは酷過ぎる。
こうした企画を立てた番組スタッフもお粗末なら、企画に乗ったオダギリジョーもお粗末すぎる。
双方とも感覚があまりに愚鈍かつ無神経でまったく信頼できない。

『SONGS』薬師丸ひろ子は高倉健の思い出とともに代表曲を歌うのであるが、この足が地についていること。
まあ件のオダギリジョーと比べても仕方ないことだけど。
特に『Woman』がいつ聴いても絶品で、これは「歌手の」と言うよりも、「経験を積んだ女優ならでは」の歌唱なのだと思う。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

nice!(11)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 11

コメント 1

hana2017

>NHKスペシャル『ボブ・ディラン』にカッコつけるオダギリジョーに仰天
ははは・・・言われてしまいましたね。
オダギリジョーのカッコ良さ、あの独特の仰天ファッション好きな私は耳が痛いです。
彼はドラマで高橋是清を演じた時も、かなり恥ずかしい姿。映画[FOUJITA」でもお調子者の役柄を演じていましたけれど。
日本人離れした彼くらいの容姿だったら許されると、私だけが思っている?その番組そのものを見ていないから、もしその場にいたら私も同じ思いになったかどうかはわかりませんが。
by hana2017 (2017-10-27 17:51) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0