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●夏を少しでも涼しく納涼お薦め映画~『セブン』。 [「言葉」による革命]

●夏を少しでも涼しく納涼お薦め映画~『セブン』。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

「こわい、本当にこわい、こんなにこわいことは初めてだ」・・・一言一句正確がどうかは定かではないが、デヴィッド・フィンチャー監督『セブン』日本公開時のテレビスポット宣伝コピーはこのようなものだった。
(映画館で何かが起こっている・・・観てはならないものがそこで上映されている)イメージが、わたしだけでなく、多くの日本人の中に醸成されたであろう、秀逸なテレビスポットだった。
そして超満員の映画館、オープニングでナイン・インチ・ネイルズのノイジーで歪んだスコアが響き始め、連続異常殺人者のクリエイションの上にスタッフ、キャストの名前が揺れながら現れ、消える・・・わたしはこの時点で映画館から逃げ出したくなった。

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ちゅんちゅんちゅん

こんばんは!
モーガン・フリーマンが最高にいいですね✿
パスタのシーンが生々しくて衝撃を受けました・・・
by ちゅんちゅんちゅん (2018-08-09 22:19) 

hana2018

満を持して臨んだ映画「エイリアン3」の監督として、最初に認識したデヴィッド・フィンチャー。
アクション的な要素で楽しませてくれた「2」に対して、囚人のみの暮らす惑星を舞台に宗教的なムードの濃い作品であると感じた映画でした。
「セブン」=重要な要素となる「七つの大罪」について、詳しい違いは認識できなかったものの、何番目かのベッドに縛り付けられてはいるがが犯人によるコントロールで死には至らない、ほぼミイラと化して生き続ける人間。彼の内面の変化も想像して、その恐ろしさが最も印象に残っています。
映画としてはラストでのブラピ演じる刑事が妻=グウィネス・パルトローの切断された頭部を発見、衝撃を受けるところなのでしょうけれど。
恍惚の表情を浮かべるケヴィン・スペイシーは圧巻!
妻役のグウィネス・パルトローは地味な美人としてしか、後に男装のヒロインとしてオスカー女優になるとは想像も出来ませんでした。
彼らの暮らす常に騒音の響くアパートの部屋、暗く沈んだ色調はホラー映画と呼んで相応しい一本であるのは同感です。
by hana2018 (2018-08-09 23:28) 

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