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●我が母、心臓バイパス手術後3日目、夜間の睡眠薬は減らしたのだろうか~「救急車はタクシーではありません」・・・わたしが3月14日救急ロビーで見かけた酔っぱらい。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後3日目、夜間の睡眠薬は減らしたのだろうか~「救急車はタクシーではありません」・・・わたしが3月14日救急ロビーで見かけた酔っぱらい。

末尾ルコ「母の話、そして救急医療を考える」

3月20日の夜7時30分の面会。
手術後2日間は2夜続けてぐっすり眠っていた。
特に1夜目は看護士が肩を押しながら呼び掛けてもまるで反応せず、瞳孔を調べたりしていたので(何事なのか?)と不安になったのだが、かなり強い睡眠薬で眠るようにさせていたようだ。
3夜目は呼び掛けると目覚め、どうやら夜の睡眠薬の時間も短くなっているのだろうか。

・・・

高知赤十字病院には救急患者の入り口があり、3月14日の午前2時くらいに母はここへ運ばれてきたわけだが(1月31日にも歯茎の裂傷で運ばれている)、救急患者でなくても毎日の病院の診療時間外に来院する面会者などもここから出入りする。
つまり現在わたしは午後2時台と午後7時台の2回面会しているのだが、夜の時間は救急患者入り口から出入りしていることになる。
入口からすぐのロビーには救急で運ばれてきた患者の家族、関係者が座って待機しているのだけれど、昨今「救急の必要がないのに119コールする人たちがかなり存在する」ことが問題になっており、「救急車はタクシーではありません」というポスターも壁に掲げられている。
とは言え、「救急を呼ぶべきか否か」の判断は非常に難しく、わたしなどは(できれば呼びたくない)という気持ちもあるが、今回の母の症状は明らかに家庭でどうこうできるものではなく、迷うことなく119コールをした。
しかし特に14日に母が運ばれた時には処置室の前で3時間ほど待つ必要があり、(確かに救急ではないな)と思わざるを得ない人たちも見かけた。
例えば救急で運ばれてきたはずの婦人がしっかり立って自分の病状を説明しているとか・・・いやもちろん早めに来たからこそ命が助かったのかもしれないので一概には言えないけれど、今回の母のように一刻を争う症状の人が、「さほどでもない」人たちの後に回される可能性も当然生じるのではないか。
甚だしかったのは、「酔っ払い」である。
2~3人の60代くらいの男性たちで、皆酔っており、その内の誰が救急で運ばれてきたのか分からないほどだった。
その男性たちはロビーでかなり大きな声で、しかもご機嫌な様子で話をし続け、処置室から出てきた看護士が、「夜中なので静かにしてください」と注意しても話を止めなかった。

・・・

この期間に観た映画の一つとしてエリック・ロメール監督の『木と市長と文化会館民館、または七つの偶然』を挙げ、「まったく入って来なかった」旨お話したけれど、ロメール作品であり、もちろんクオリティは高い。
内容は、田舎町に文化会館建設を目論む市長を中心とした人間模様で、ロメール作品らしく出演者が延々と喋り続ける。
その「喋り」が今のわたしにはまったくそぐわなかったのだろう。

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(。・_・。)2k

救急車に関しては
本当にそう思いますね
薬貰いに行くと言う理由で呼ぶ人もいるらしいですもんね
どんな世の中なんだと疑問ばかりです

by (。・_・。)2k (2019-03-22 00:27) 

いっぷく

救急車の経験は、火災のときの妻子3人、次男の転院と長男の転院搬送(サイレンは鳴らさず)、そして一昨年の秋の母の大量出血で、一応すべて必然性があったと思うのですが、今週は2日続けて夜間緊急外来を母が使ってしまいました。
痰がからんで呼吸ができないといのことで、本人の必至の形相から入院の可能性も考え「ああこれで今晩のSo-netブログはアナをあけるな」と覚悟して急遽病院に行ったら、軽く痰を吸入して終わり。
2日目は途中の車の中でも咳払い一つせず、病院でもたんもほとんどとれず、レントゲン検査も異常なし。
年寄りがこらえ性がなくなったんだろかと思いましたが、聴診器を当てると若干音がするらしく、つまり多少は痰があるのは事実らしく、何より呼吸のことですからもし本当なら命にかかわるので、今日の記事のパルスオキシメーターを買ったのです。計測して酸素が正常なら大丈夫とわかりますから。昨日の夕方測ったら99だったので、大丈夫なようです。
往診の医師からは部屋の乾燥を注意されまして、空気清浄機が大きすぎて加湿器を使えないのですが、それで痰が固まってしまうようなので、部屋に濡れタオルを何枚も干すとかいろいろ試行錯誤しているところです。

>その時父は無責任にも極めて怪し気な民間療法を母に勧めていたことがあった

病気や、病院の治療と向き合う自信がなかったのかもしれませんね。信じやすいのでしょうか。私も最初、サメの軟骨とキノコ健康食品でがんを治すという本を見て、「これはすごい」と思いました(笑)でもその医師は患者の家族から民事ではなく刑事で告訴されてしまいました。
それでもたぶん薬事法違反の罪で、たぶん罰金ぐらいで、医師免許の返上とか剥奪はないんですね。弁護士会では除名するとその人は弁護士でいられなくなるそうですが、医師会でもそういう役割を果たせないのかなとおもいます。

by いっぷく (2019-03-22 04:39) 

ニッキー

救急車をタクシー代わりにする人って
何を考えてるんでしょうねぇ(*_*)
本当に一分一秒を争う症状の人が
自分たちの考えなしの行動のせいで
大変なことになってるとは思わないのでしょうか(ー ー;)

by ニッキー (2019-03-22 07:43) 

JUNKO

少しずつ回復に向かっているようで何よりです。薄紙をはぐように元気になっていったことを思い出します。病院にもいろいろなドラマがあり考えさせられます。
by JUNKO (2019-03-22 11:03) 

hana2019

術後のお身体への負担の軽減、痛みを感じずにすむように、強い睡眠薬が使われていたのでしょうか。
今週末にはもう少し面会時間が増えると良いですね。それはお互いの安心とお気持ちの為にも。
救急車をタクシー代わりにする人、それは家の両隣の住人もそうです。
それはもう、頻繁に呼んでは自分の足で乗り込んでいきますから…どちらも確信犯としか見えません。しかも両家ともマイカーを二台所有しているのだから、奥さんの運転で行ったら良いのにと思うだけで腹立たしい限り!
私が倒れたのは西伊豆の戸田から沼津へ抜ける山中、フワッと違和感を感じた瞬間に変だと思い、夫に言いましたら言葉がおかしい、手に全く力が入らない…で、急ぎ最寄りのガソリンスタンドへ。
救急隊員が家の車へ乗り込んで来た時には、自分でもこれはただならぬ事態になったと思ったものでした。それから二日間ほどの記憶はとぎれとぎれで、自分から忘れ去りたいと思っているのかもしれません。
二度目は先日の大腿骨骨頭の骨折の時、激痛の為に身動き出来ない身体で乗車。この時はさらに悲惨な入院生活が待っていたのでした。
by hana2019 (2019-03-22 11:31) 

ゆうみ

お母さま 少しづつ回復なさってきて何よりです。
救急車 倒れて意識が戻らず 乗せられてことあるけど
帰り自力で帰らなきゃいけないんだよね。
道路で倒れて運ばれた時 地理に疎い場所に運ばれて
帰り困った覚えがあります。
意識あって 自力で動ける人が乗るのはタクシーでしょ。
by ゆうみ (2019-03-22 22:33) 

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