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●我が母、心臓バイパス手術後闘病記21日、22日目~『なめらかプリン』を持参したわたしだが、メニューの中に『テルミール ミニ』が。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後闘病記21日、22日目~『なめらかプリン』を持参したわたしだが、メニューの中に『テルミール ミニ』が。

末男ルコ「母の話、医療健康の話題」

4月8日(月)手術後21日目

午後7時の面会

鼻チューブは付いたまま。
夕食について母は、「そこそこ食べた」的なことを言ったけれど、どうなのだろう、昼食の雰囲気を見た限りでは、そんなに食べられたとは思えない。
前日は缶詰のみかん、この日はバナナが添えられていたらしく、それらはきちんと食べたという。
ならばもう少しみかんやバナナなどを増やして・・・という簡単なことが容易にできないのが病院食というものか?
しかしもう手をこまねいて見ているだけ、というわけにはいかない。

・・・

その夜帰宅し、そして深夜になり、ふつふつと怒りが込み上げてきた。
「食べることができない」と最早分かっている食事を延々出し続けられなければならないのか。
本来食べることが大好きな母が、「もう食事はいらん!」とまで言っている。
そもそも感染者用に個室からはいつ出られるのか、今の状況はどうなっているのか、あまりに説明が少ない。

・・・

4月9日(火)手術後22日目

午後12時の面会

前夜の怒りのままに、わたしはコンビニで『なめらかプリン』を買ってから、病院へ向かった。
(今日もぜんぜん食べられないようなら、このプリンを見せて、「これ、少し食べさせていいですか?」と尋ねてやるぞ)という気持ちを胸に。
病室へ入ると、母はテーブルへ向かい、前日よりもずいぶん元気そうに見える。
リハビリ担当の女性がいたので、しばし話をする。
「左の手足が少し利きにくい気がしますが、脳梗塞をやったことがあるそうで、麻痺とかはありませんか」
「確か15年以上前に軽い脳梗塞をやっておりますが、麻痺とかは特にないですし、脚腰痛が酷いのでその影響ではないかと思いますが」
「認知症の要素は・・・」
「1~2年前に認知症の検査をやってパスしてますし、年齢的な物忘れとかはありますが、一緒に暮らしていて認知症でないことは分かってます」
などと、わたしの見解を述べた。
現在入院中のスタッフは、「入院後の母」しか知らないわけで、「現状」だけを見て勝手な判断をしてくれては困るし、医療知識が無く、既往歴についても明確に覚えているわけではない母に尋ねられても要領を得ない答えが返る場合も多かろうから、わたしが話せる時にはしっかり話さねばというところだ。
そもそも入院まで毎年3~4回ピアノの発表会に出演していた母が認知症であるわけないのだ。

で、昼食なのだけれど、見れば今までとは違うものがあった。
『テルミール ミニ』という紙カップ飲料で、ネットで調べると、「濃厚流動食」と載っている。
廊下に貼られたメニュー表には掲載されてなく、どうやら先日看護士と話した内容を反映してくれたようだ。
カロリーは「200」とされ、母も「これは美味しい」と言った割には残したが、取り敢えず「対応」してくれて、母も(残したけれど)「美味しい」と感じるものが出たわけで、この日は『なめらかプリン』は病院のロビーで自分で食べた。
ちなみに、鼻チューブは外されていた。

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(。・_・。)2k

やはり時間がかかるということなんでしょうか
少しでも栄養つけて回復を早くなれば良いですが
様子を見ながらも必要なことなんでしょうね

by (。・_・。)2k (2019-04-12 02:31) 

いっぷく

面会時の記録を毎日書かれているのはいいですね。
あとで振り返ることができますから。
私は以前述べたように、妻子の時も母の時も、So-netブログで“その時”には1行も書きませんでした。

妻子のことでは、2年ぐらいしてから、簡単に振り返る記事を書いたのです。
たとえば、近所の人達が興奮して、私が火をつけて家から飛び出してきた、つまり私が犯人ではないか、怪しいなどと事実と異なる話をしたために、私は火災の最中にパトカーの中に連れて行かれて、鼻の穴を調べられたことを書きました。つまり、もし私が火をつけていたら煙を吸っているはずなので、鼻の穴を調べればわかるということです。
しかし、私は実際には火がついた頃は現場にはおらず、買い物をして帰ってきたら火災だったというのが真相で、自転車の買い物袋をそのままにしていたので、そこに時刻入りのレシートが入っていたことから、警官はすぐにデマであるとわかったようです。

そのことを書いたところ、オフ会目当てであっちこっちのブログを巡回していた、そして日頃から私に悪意を持っていた某が、私が近所付き合いをしなかったのが悪いと批判するコメントをいい気になって投稿していたので、「ああ、こんなところで書くんじゃなかった」と後悔しました。
私は、その近所の人を告訴することを警察に求め、実際に警察も動きました。つまり警察も、そのデマを軽視しなかったわけです。
それと、私は、近所付き合いをしたかしないかなども書いたことはないのですが、そいつは「しなかった」と憶測で批判しているのです。

以後も質の悪いコメントが何度か入ることがあるので、そのたびに嫌な思いをすることから、残念ですが「So-netブログは消耗をするところだ」という懐疑心を抱かざるを得なくなったのです。でもそのような人格を疑える心無い人は、人数にするとほーんの一部ではあるんですけどね。
by いっぷく (2019-04-12 04:36) 

ぽちの輔

食べられなくて長引いてるような?^^;
by ぽちの輔 (2019-04-12 06:45) 

ニッキー

やっと対応してくれたんですねぇ=(^.^)=
お母様が「美味しい」と思う流動食が出て
本当に良かったです( ^ω^ )
栄養的な面で難しいかもしれませんが
やはり患者さんが自分で食べてくれるのが
一番だと思いますのでもう少し味とか
考えて欲しいですねぇ(*_*)

by ニッキー (2019-04-12 07:55) 

hana2019

看護士さんにご家族が話された内容、それを反映してくれる病院がある…のに、大げさながら驚かされました。
・・・と言うのは、自分が過去に入院してきたところがいかにレベルの低いところばかりであったかと言うところにたどり着いてしまうものですけれど。
入院中の日記は、書き残しておきたい欲求のできてきた、後半の日々。入院日記は書いていたものの、自分自身としては読み直したい気持ちにはまだなれずにいます。
ご家族としては、今は少しでも食べ体力をつけられて、前進する方向性を見きわめてゆく時期ですね。
by hana2019 (2019-04-12 10:42) 

caveruna

私の母も、心臓の再手術をすることになりました。
父が入院中なので、まだいつになるか未定ですが・・・。
by caveruna (2019-04-12 12:43) 

ゆうみ

焦らないでゆっくりとってことだね。
お願いして 病院食が改善されたって
本当に良かったですね。

by ゆうみ (2019-04-12 21:49) 

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