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●我が母、心臓バイパス手術後闘病記31,32日目~「座ることのできない腰痛」の原因は、圧迫骨折。その治療法、コルセットの価格は? [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後闘病記31,32日目~「座ることのできない腰痛」の原因は、圧迫骨折。その治療法、コルセットの価格は?

末男ルコ「母の話、健康医療の話題」

4月18日(木)手術後31日目
午後7時の面会

やはり時にめまいは起こっているようだ。
だんだん軽くはなっていると思うが。
それよりもこの日午後に行われたはずの、「腰痛の検査」について母に尋ねてみた。
「(検査を)やった、やった。かなり悪いみたいに言いよった」と。
これでは分からないので、ナースコールする。
担当の看護士は、「明日、整形の先生からお話があるそうです」と。
「医師からのお話」というフレーズにいい

イメージは湧かない。
そもそもこの晩にうちに分かっていることは知っておきたいので、「だいたいでいいんですが、どんな感じですかねえ」などと食い下がると、「圧迫骨折」という言葉が出てきた。

「圧迫骨折」。

聞き覚え、あるいは見覚えのある言葉だが、詳しくは知らない。
その夜は、「圧迫骨折」を調べることで小2時間ほど費やしただろうか。
例えば次のサイトに簡潔に説明されている。

『亀田メディカルセンター|亀田総合病院 脊椎脊髄外科』
http://www.kameda.com/pr/spine/post_22.html

圧迫骨折自体は特に高齢の女性に高頻度に発症するということで、母が罹患しても何ら不思議はないのだが、(今この時期にまたしてもこのような事態が・・・)という気持ちはどうしても首をもたげる。
治療法としては「保存的治療」が基本であって、つまりコルセットを装着し、適度な安静生活を送るということだけれど、症状によっては「手術」も検討に入れられるという部分を呼んで、(う~ん・・・)である。
手術の方法もいくつかあるようで、従来行われていたものは侵襲性が高く、2011年に日本でも保険適用となった「バルーン椎体形成術(Balloon Kyphoplasty:BKP)」は比較的侵襲性が低く、手術時間も短くて済むというが、読めば「全身麻酔」と書かれている。
ほんの1か月ほど前に全身麻酔による心臓の大手術を行っているのにまたこんな手術を勧められては・・・などと考えながら、短い睡眠を取った。

4月19日(金)手術後32日目
午後12時の面会

朝食としてどこのメーカーか失念したが、カップカレーうどんを食べたけれど、あまり美味くなかったな。
この日もセブンイレブンで差し入れ用のプリンを買い、しかしメーカーを失念したのであるが、ちゃんとメモっとかなきゃいけませんね。
で、病室へ着いたらいきなり看護士の一人が寄ってきて、母はベッドで昼食を看護士に食べさせてもらっていたけれど、わたしはナースステーションへ整形の担当医の説明を聴きに行く。
眼鏡をかけ、ややぽっちゃり気味の穏やかそうな男性医師の説明は概ね次の通り。

「古い圧迫骨折が一箇所、新しそうなのが一箇所あります。いつできたかは分からないのですが、まあ手術とかの必要はないでしょう。型を取ってコルセットを作って付けてもらっておれば、だんだん治ってくると思います」
「この期間、心臓手術後のリハビリはあまりできないのでしょうか」
「そうですね、コルセットを付けて、慣れてきたらまた徐々に始められるでしょうね」

なるほど、「極度に悪い事態」は避けられそうである。
ちなみにオーダーメイドのコルセットは5万円ほどとなるが、保険で後日何割か返ってくると説明を受けた。

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コメント 7

(。・_・。)2k

聞いたことありますね
手術まではいらないと言うことで安心しました
コルセットで痛みが少しでも紛れると良いですね

by (。・_・。)2k (2019-04-22 03:20) 

いっぷく

>圧迫骨折

やはりそうでしたか。補装具扱いなんですね。
私の母は骨粗鬆症なので、転倒しなくてもやってしまいました。
ただ母は、整形外科に外来でこれていたので、市販の「お医者さんのコルセット」(←商品名)を勧められて使いました。私も、長男をお姫様抱っこして風呂に入れていたので腰を痛めてしまい、自主的に「お医者さんのコルセット」を使いました。
「このまま長男の身体が大きくなっても、こうやって抱っこして風呂に入れ続けるのだろうか」とその頃は将来が真っ暗でしたが、やがて自分で立てて歩けるようになり、私の腰も治ったので助かりました。
母の妹も、みのもんたと同じ腰の難病で、手術の選択肢があったのですが、「80歳になって手術はしたくない」と拒否して、息子が痛み止めの漢方薬やカイロなどを探しまくって、本人は杖をついて息子の腕につかまって母の面会に来てくれていました。

そういえば、20代前半の頃ですが、年上の看護師と縁があって交際したことがありまして、次はいつ会うかという話になり、彼女が手帳を広げたところ、赤い字で丸囲み「生」と2日連続で書かれていて、「何が生なの?」などと、つまらないことを聞いてしまったことがあります。
いや、その時は本当に生ビールを飲む約束でもしているのかとおもったのです。看護師は激務だから2日間連続で生ビールを飲まないと、つとまらないのかと解釈していました。
東京で生まれ育って情報に恵まれているようで、実際はそんなところです。高校の同級生にはもっとひどいのがいて、それはほんの一時期起こることで、成人したら終わるものだと思っていたのもいます。
by いっぷく (2019-04-22 05:05) 

wildboar

高齢女性によくあることとは云え、辛い結果でした。
頑張ってください。
by wildboar (2019-04-22 06:26) 

ぽちの輔

圧迫骨折って、脊椎がつぶれちゃうやつですよね?
めっちゃ痛そうですけどコルセットだけ?^^;
by ぽちの輔 (2019-04-22 06:57) 

ニッキー

圧迫骨折(°_°)
手術の必要がないのは本当に良かったです^^
コルセットに慣れるまでリハビリが出来ないのは残念ですが
無理しちゃうとお母様の痛みが長引いちゃいますもんねぇ(*_*)

by ニッキー (2019-04-22 07:32) 

hana2019

3年前だったでしょうか、家の母もベッドから落ちて圧迫骨折をしました。
初期の痛みはそれ程ではなかったらしく、ひとりで自宅で寝ていたものの、見かねた弟が弟の自宅へ連れて帰り・・・そこで通院しつつコルセットを付ける、マッサージを受けると言った民間療法で寝て過ごしていたものが改善をせず。その後我が家でも10日間ほど過ごした後。自宅へ帰り地域では一番大きな医療施設へ。
結局そこでの痛み止め及び骨折への治療が効いたのか、徐々に良くなり今では普通に生活できるまでになりました。
手術の選択もできたけれど、80を過ぎて手術などごめんだと言った本人の希望を優先した訳ながら、家の母の場合は最初から大きな病院で診てもらっておいたら、本人も周囲もあそこまで大変な思いをせずにいたものを。←これは私達子供も病気やけがに対しては素人なのだから、結果論としてそうなったものだから、仕方がないのですけれど。
私も骨粗鬆症なので、ここ14年ほどずっと薬の服用が欠かせません。それでもそれ程の改善は見られません。
病院や施設で、老人をすぐに車いすに乗せてしまうのも、転倒して骨折をされたら面倒だから…と言った理由からなのでしょう。
by hana2019 (2019-04-22 10:21) 

ゆうみ

コルセットで 痛くなくなるなら それで良かった。
母も コルセット使ってます。
楽になりますように
by ゆうみ (2019-04-22 22:58) 

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