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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、母(うたちゃん)の日々、「OneGoose」という映画製作チームの『メランコリック』が見事!。 [「言葉」による革命]



わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「恋多きヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・


ホント、インディ系の日本映画、おもしろいの多いです。
この前観た『メランコリック』もそう。
ラース・フォン・トリアーの『メランコリア』じゃなくて、田中征爾の『メランコリック』ね。
『メランコリック』は監督の田中征爾が脚本も担当していて、 製作は皆川暢二。
皆川暢二は主演者でもあり、もう一人の主要登場人物である磯崎義知と監督の田中征爾はチームだという。
「OneGoose」という映画製作チーム。

いやホントホント、『メランコリック』くらいおもしろい映画を作ってくれるなら、応援しなくちゃね。

『メランコリック』には鑑賞時点で知ってる俳優一人もいなかった。
こういうのは観る前に、(持つかなあ~)と不安になるものです。
2時間弱ほど知らない方々の演技で。

何度も書いているけれど、素人ばかりを出演させて歴史的傑作となった映画もあって、その白眉がピエル・パオロ・パゾリーニ監督の『奇跡の丘』ですけそね。

もっとも『メランコリック』に出演している人たちは素人じゃないのでしょうけどね。
他の出演者はたとえば、

吉田芽吹
羽田真
矢田政伸
浜谷康幸

などなどです。

これがねえ、この世の中では今のところまるっきり知られてない俳優たちがいいんですよ、
『メランコリック』は。
お話しはですね、主人公が東大卒だけれどバイトばかりしている男で鍋岡和彦(皆川暢二)。
一見風采は上がらない男ですわ。
この主人公が銭湯でバイトすることになるんですが、そこでは実は殺人及び死体処理が行われていたという、そんな展開です。
同じ時期にバイトとして入ってきたのが松本(磯崎義知)で、金髪に染めた若い兄ちゃん。

それでまあいろいろ危険なストーリーになっていくんですが、常にブラックユーモアを忘れない。
「殺し」のシーンもあるけれど、そこもよくできてます。
実にカッコいい。

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(。・_・。)2k

若い子は カメラ慣れっというか
ビデオ慣れしてるんでしょうねぇ

by (。・_・。)2k (2021-07-03 00:51) 

ゆうみ

素人には限りない可能性がありますね
by ゆうみ (2021-07-03 12:28) 

hana2021

日本映画に限らず、インディ系作品を観る機会は本当に少ないのですけれど。
内容が面白かったり、良く出来た作品であっても、人知れず消えていってしまう場合、制作側、出演者と共に惜しく思えてなりません。
アイドルが出演する同じようなストーリー、感想の残る作品ばかりが量産されるのは何時の時代もながら、そこに費やす時間と費用に見合った作品が観たい時も、時にはあるものです。
by hana2021 (2021-07-03 23:39) 

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