「白い春」第5話、吉高由里子、阿部寛の腹を拭き、ペットボトルをガッシリおさえる。

まあ「白い春」は観ていて不快ではない。
懸念された白石真帆もそれほど目立たないし、他にとりたてて不快な出演者はいない。
ドラマでは、これがけっこう大きいのだ。
というのも、「人気取り」が第1義のテレビドラマは、
おまけのようにちょっと売れているバラエティタレントや、
これから売り出そうとしている「イケメン」などをキャストに加えるのが常だ。
要するに、「俳優」として人に出せる状態にまだなってない人間を一流の俳優たちの間に混ぜたりするわけだ。
それがないだけでも、不快指数はグッと下がる。

さて、前回からストーリーなどよりも「吉高由里子の愉快な場面」を味わうことにシフトしたわけだが、
第5話も楽しいシーンがあった。

もっとも楽しめたのが、阿部寛の元妻の写真を隠そうとして、
写真の上になっているペットボトルを吉高由里子がガッシリおさえるところ。
無意味にバカバカしいのがいい。
ペットボトルをガッシリおさえて楽しい女優が吉高由里子以外に何人いるだろうか。
その前には阿部寛の腹を拭いていた。
無料でこんな吉高由里子を観ることができるだけでも、
ファンとしては快哉を叫ぶべきなのだろう。

タグ：吉高由里子 アート 映画 「白い春」 阿部寛

コメント 5

こんにちは。
ペットボトルとお腹を拭くシーンはとても楽しめるものでした。あのような何気ない日常を演じさせたら右に出る者はいないと思います。
それからなにげなく滑り台となにげなくブランコも似合います。大人びた雰囲気と幼児性が同居しているからかもしれません。

ところで、「重力ピエロ」のサイトで北川景子がコメントしているのをご覧になられましたか？とても知的な文章で「重力ピエロ」の推薦をしてくださっています。サイトのトップページから「感動のコメントはこちら！を選び、「著名人の方からも～」というところをクリックするとその中に北川景子のコメントがあります。的を得た素晴らしいコメントです。ぜひ見てみてください。
すでにご覧になられていたらごめんなさい。
ぜひ見てみていただきたくてコメントしました♪
by ton (2009-05-15 09:32) 

ありがとうございます！
読みましたよ（もちろんton様におしえていただいて）、北川景子のコメント。
いいですね～～、あの書き方。
それと、すぐれた女優はどこかつながっているという実感もわきます。
この件については、近くブログ記事にも書きます。

「白い春」の吉高由里子愉快シーン、なかなか好調ですね。
まあ、そんな楽しみができるだけでもよしとしなければ。
最初からドラマにクオリティを求めること自体がないものねだりですしね。

「愉快な吉高由里子」という意味では、内容は全く違いますが、「紺野さん~」にやや共通する部分もあるかなと。

これからもよろしくお願いします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　末尾ルコ（アルベール）
by 末尾ルコ（アルベール） (2009-05-15 12:19) 

情報ありがとうございます。私も読ませていただきました。
他にも何人かの女優がコメントしてましたが、映画を特別なものとして、あのような切り口でのコメントしていたのは北川景子だけでしたね。日頃の映画への「想い」をブログやインタビュー等に引き続き、ここでも感じることができました。
北川景子に「映画館に行くべきだ。」と言われた以上行かないわけにはいきません（笑）。（もちろん言われなくても行くつもりでしたが）

「真夏のオリオン」も公開間近で楽しみです。
が、本当のことを言いいますと、期待半分不安半分です。作品についても北川景子自身についても・・・。
ファンなのに情けない気もしますが、逆にファンだからこそ・・なもかもしれません。
でも、仮に吉高由里子のことを北川景子以上にファンであったとしても、そこまではそういう感情は生まれなかったような気もします。
そこがまだ「達成」のない女優の弱みなのでしょうか・・。
まあ、どんな時でもワクワク、ハラハラさせてくれるのが北川景子であり、そういう部分も含めて好きではあるのですが・・・。
by NO NAME (2009-05-17 21:38) 

すいません、名前を書き忘れていました。
by She's a Rainbow (2009-05-17 21:41) 

いいですよね～、あのコメント。北川景子が何を目指しているのか、よく分かります。それに文体も、昨今の幼稚な文章を書く気はまったくないようですね。何かのインタヴューかコメントで、「できたら世界中の本を全部読みたい」と語っていましたが、北川景子が毎日どんな本を読んでいるかも興味あります。それにしても「世界中の本」・・素晴らしいコメントです。絶対不可能だけれど、読書家なら皆夢見ることですからね。「スポーツは苦手」と公言しているのもいいですね。女優・女性としても素晴らしいけれど、それ以前に「人間・北川景子」が素晴らしすぎる。
「真夏のオリオン」ですね・・。ご不安な気持ちはよく分かります。まず「日本で作る戦争ものって・・」というのがありますね。キャストも全体的に弱いような気も。でも「北川景子が出る」というだけで、絶対劇場へは足を運びます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　末尾ルコ（アルベール）
by 末尾ルコ（アルベール） (2009-05-18 01:34)