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「ドラマ、映画などで活躍」ではなく、「映画、ドラマで活躍」だ。あるいは「映画などで活躍」でもよし。 [末尾ルコ(アルベール) 美学 生と死のあいだ]

俳優のプロフィールでよく見かけるのが、「ドラマ、映画などで活躍」という書き方だ。
これは無神経さのなせるワザか?無知のなせるワザか?それともわざとか?
世間的な順位、序列にはさほど興味を持っていない。
けれど自分の中では「本当に素晴らしいもの・そうでないもの」の区別ははっきりとしている。
ドラマの中にも稀に質の高いものはあるが、ほとんどは暇つぶし以上の見方をできるものではない。
そもそも日本は映画俳優とテレビドラマ俳優の境界線が少なすぎる。
完璧な境界線を引くべきだとまでは言わないが、一定のラインは必要だ。
現在「ほぼ映画へしか出ない」、あるいは「テレビドラマへ出ないわけではないけれど、映画が主戦場」俳優が、高倉健、吉永小百合、渡辺健、真田広之、浅野忠信、佐藤浩市、
長瀬正敏、麻生久美子、加瀬亮、オダギリジョー、菊池凛子、伊勢谷友介、宮崎あおい、松山ケンイチ、松田龍平、北川景子など(そして最近ドラマが多いが、吉高由里子、仲里依紗などもここへ入れておこう)。

実際にテレビドラマがほとんどで、まともに映画出演していないのであれば、「ドラマ、映画など」と書いてもいいが、
数本でも映画にきちんと出演していたら、「映画、ドラマなど」あるいは「映画など」と書くべきだ。
それが俳優たちに対する敬意でもある。
このような「小さな配慮」が、世の中の意識をじょじょに変えていく。


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