「女優の生き方」という点で興味深いのが最近の常盤貴子と坂井真紀である。

女優の常盤貴子と坂井真紀が結婚したが、そのことに関して特に感想はない。（笑）
常盤貴子は1972年生まれ、坂井真紀は1970年生まれだから、ほぼ同世代である。
2人は坂井真紀主演のテレビドラマ「私の運命」で共演している。
しかも坂井真紀の恋人役が当時「二枚目」だった、現在「東京DOGS」出演中の東幹久である。（爆笑）

現在常盤貴子はメジャーな女優の一人だが、坂井真紀と聞いてピンとくる人はどのくらいいるだろうか。
しかし以前はけっこうテレビドラマで売れっ子女優だった。
常盤貴子はデビュー後何本か映画へ出たが、すぐにテレビドラマ中心となり、しかも一度当たったドラマのカマトト的キャラクターを延々と再生産し続けることになる。
つまり2人とも人気程度の差こそあれ、「テレビ女優」動まっしぐらだったというわけだ。
常盤貴子の高いテレビ人気がずっと続いたのに対し、坂井真紀はすっかり名前を聞かなくなり、「ああ、そんな人もいたな」リストに入って久しかった。
ところが2年ほど前から急に名前を聞くようになる。

常盤貴子はもともと美貌にも才能にも恵まれていたのだと思う。
けれどカマトト路線まっしぐらになってからは、わたしの視界から消え、「終わった女優」という認識しかできなくなっていた。
いくらテレビで視聴率を稼いでいても「終わった女優」と思う人間はいくらでもいるということを、今のテレビ女優たちもぜひ知ってほしい。

　　　　　　　　　　　　この話題、続く

さて吉高由里子出演「東京DOGS」第2話である。
見ながら複雑な気分になる。
どう客観的に観ても「ギャグ」で「笑えない」のだ。
同じ時間に同じものを観ながら笑っている人が日本全国に数え切れないほどいるのだろうか。
それとも大方の視聴者が「笑えない」まま観ているのだろうか。
あ、それと、やはり吉高由里子の出番は少ない。

タグ：吉高由里子 映画 アート 「東京DOGS」 坂井真紀 常盤貴子