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「ゴス」とエドガー・アラン・ポオ [ルコ的読書]

「ゴス」という言葉はもちろん「ゴシック」から来ているわけだが、
「ゴス」とか「ゴシック」とか少しでも興味があるのなら、エドガー・アラン・ポオを「知らない」ですましてはいけない。
もう1つ肝心なのは、ポオなどが使う「墓地」とか「鴉」とかの言葉は、決して「こけおどし」ではないということだ。
どんな分野でもそうだけれど、「こけおどし」はいけません。
「眠る女」の後半は次のようになる。

ねむたげに、また音楽の音のように
広い谷のすべてに忍び入る。
ローズマリイの樹は墓の上で首を振り、
睡蓮は波の上をしだらにただよう。
その胸のあたりを霧に包まれ、
物みなはいま永遠の憩いに朽ち果てる。

             「ポオ 詩と詩論」エドガー・アラン・ポオ著より
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コメント 4

ゆか

高校生の時と卒業してから数年、図書館通いをしていて
読みあさった事を思い出しました。
この所めっきり活字から離れてしまって小説なども読んで
いません…。たまには本も読まないといけませんねー。
本を読むという感覚を忘れてしまいそう。
by ゆか (2009-11-07 07:49) 

末尾ルコ(アルベール)

ゆか様

なるほど、ポオを読み漁った時期があるわけですね。
きっとそれは現在のゆか様の美意識に十分影響しているのでは。

いつも本をそばに置いておけば、ふと手に取る時間ができますよ。

                               ルコ
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-11-07 12:11) 

citron

いつもご訪問ありがとうございます。
めっきり本を読むことも少なくなりましたが
やはり本はよんだほうがいいですね。
知識や想像力も得る事もできると思いますししますし
今日は読もうと思いながらはたせない日が続いていま
すが旅先でじっくり読んでみようかなって思っています。
by citron (2009-11-07 12:47) 

末尾ルコ(アルベール)

citron様

旅先と言えば「文庫本」!
わたしは必ず持って行きます。
結局ほとんど読まなくても、バッグにあるだけで豊かな気持ちに・・。

                              ルコ
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-11-07 14:54) 

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