「ライアーゲーム シーズン2」菊地凛子に加え、異形の役者。正統と異形、吉高由里子

「ライアーゲーム シーズン2」最大の見どころは、本来そこにいるべきでない、いるはずのない、
「そこ」というのはもちろん「テレビドラマ」ということだが、
菊地凛子がなぜか「そこ」にいるという不可解さだ。
世界から巨匠、鬼才、奇才、名優、大女優、イカレた女優などが集うカンヌ映画祭においてさえ、菊地凛子のオーラは際立っていた。
（吉高由里子がカンヌへ行くのはいつの日だろう）
その菊地凛子がテレビドラマの中にいる。
もちろんその魔性、スケールは群を抜く。
いかに戸田恵梨香、松田翔太が将来性ある才能であっても、現時点では対抗する術もない。

そして菊地凛子という超弩級の魔物は、2匹の子鬼を呼び寄せたのか？
荒川良々と広田レオナ。
荒川良々は、眺めるだけでおもしろい。
広田レオナは、まあ、眺めて楽しいわけではないが。（笑）

それにしても原色を多用したカラーといい、「お茶の間的ぬるさ」とは関わりのない世界を作ろうという気概は感じられる。
異形性・・。

そう言えば、吉高由里子は正統性と異形性の双方を兼ね備える。

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