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小説 瑛次、神秘のアンチエイジング 73 実験 [小説 瑛次、神秘のアンチエイジング]

「あ、これクレモンティーヌでしょ」
声が聴こえ始めると、早くも嬉しそうに反応する。
(単純な)といつも思いながら、その気持ちは軽蔑へ向かわない。
良子は自分を「人を軽蔑しやすい人間」だと思っているのだけど。
「パリって感じだよね~。アンニュイな午後に合うね~」
クレモンティーヌをかける度に同じようなことを言う。
「アンニュイ」という言葉も良子が教えるまで知らなかった。
良子はよく瑛次に実験をする。
音楽に関しては、もちろんまず「好きな音楽」を訊いた。
瑛次はどう答えただろう。
「音楽?ビーズ、サザンオールスターズ、竹内まりあ、ポルノグラフィティ、最近ではEXILEも聴くかな・・」
(・・・・・)

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。
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