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小説 瑛次、神秘のアンチエイジング 94 ある種の思考 [小説 瑛次、神秘のアンチエイジング]

「で、君の欲求不満は分かったから、このへんで頤筋について結論だしちゃおう」
「え」
「さあ頤筋って、どこだ?」
「う~ん・・、オトガイでしょう。ガイ、ガイ・・こうなんか・・蝶つがいって感じもあるなあ」
「ふんふん」
「だから・・口の関節とか?」
「う~ん、欲求不満の少年にしては近いじゃない。かなり近いよ」
「やったー!」
「喜ぶなよ、そのくらいで!頤というのは、下あごのことだよ、より正確にはね」
「へえー、下あごがオトガイ。あ、今気づいた。オトガイって、ガイが付いてるから女のあそこを連想したんだ」
「な~に、また蒸し返してんの!なんでガイがあそこなんだよ」
「いや、ガイっていうと、しじみとか、あわびとか、ハマグリとかさ・・思いだすじゃない」
「はーっ、はっははははははははは・・、ちょっち、信じられない。わたしこんな男と寝てるんだ。エー、信じられない。君、おやじ雑誌、愛読してるだろう」

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。
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