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凄まじいクリエイテヴィティとエネルギーを持っていたイタリア映画と「無防備都市」。 わがオールタイムベスト映画。 [生と死のためのアート]

「気狂いピエロ」「奇跡の丘」「許されざる者」「タクシー・ドライバー」「散り行く花」「離愁」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「愛のむきだし」「ぼくのエリ 200歳の少女」と並べてきたわがオールタイムベスト映画だが、最近「無防備都市」を観返して、「これを入れずに何を入れる」というほどの感銘を受けた。
映画の歴史に関する本を少しでも紐解けば100%大書されている歴史的傑作だが、それだけに子どもの頃は「歴史」というイメージが強かったし、あるいは「ネオレアリスモの教科書」的存在として「義務的に」観なければならない作品だとも感じていた。
もちろん鑑賞眼がまだ未熟だったということもあり、かつてはそれほど凄い作品だと実感できなかったのだ。

しかしそのような「映画史的側面」を無視しても、凄い、とてつもなく凄い、そして何といってもおもしろい作品なのだ。
そしてこの作品を観ながら、かつてまぎれもなく「世界最高」だったイタリア映画の、そして今では見る影も無くなったイタリア映画界の現状についても想いを馳せてしまうのだ。

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