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極限状態と芸術 「戦場のピアニスト」とミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Braham [愛とバレエ]

「愛と哀しみのボレロ」の中、空の下で踊っていたバレリーナがいた。本当に空の下だったのか今それを確認するつもりはない。「戦場のピアニスト」の中でエイドリアン・ブロディは確かに泣きながら廃墟となった街を歩いていた。これは確かな記憶。現実の世界であろうが映画の中であろうが安っぽい涙は嫌いだけれど、このシーンのブロディの涙はいつもぼくの心に蘇る。あまりにも多くの悲劇、死を見てしまった主人公の心の中に響くピアノの音は、時間や空間など問題ではない。今でも聴こえてくるではないか、ピアノの音が。
白いチュチュをを身に着けたミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Brahamが手を広げる。荘厳なオーケストラの音に乗り両腕を広げる。ぼくの心にいつも存在する映像と音の一つ。芸術とは何だ。バレエとは何だ。。「戦場のピアニスト」の主人公の心でいつも響いていたピアノの音。ぼくの心でいつも踊っている。白いチュチュを身に着けたミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Braham。

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コメント 2

kawasemi

あらゆる方面に造詣が深いのではと察する。
by kawasemi (2011-03-22 14:05) 

teddy0905

「戦場のピアニスト」
 エイドリアン・ブロディは、本当に素晴らしいですね!!
いつか!ほんの少しでもあやかりたい!
by teddy0905 (2011-03-22 22:10) 

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