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小説 タービン建屋と窓口センター [生と死のためのアート]

秋元優里が発するタービン建屋という音声が耳に残っていた。福島原子力発電所の耳慣れぬ構造を連夜解説されて、その中でもタービン建屋という音はひと際精神に引っ掛かって来る。(タービン建屋か・・)風の吹く午後。陽光の中に冬の雑じる昼下がり。ぼくはその音を引きずりながら市役所の窓口センターへ向かっていた。やや横長で平屋の建物に入る。
ぼくは普通黒いサングラスをしているのだけれど、だからということもあるだろう、一瞬ビビる人がいる。窓口センターのカウンターには女の受付が二人並んでいたけれど、どちらも明らかに少しビビった様子だ、本当は優しくエレガントな男なんだけどな。まあそれはいいや。ぼくは少し聞きたいことが合って市役所の窓口センターを訪ねたんだ、その日は。

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コメント 4

スイミングママ

怖いです。
by スイミングママ (2011-04-19 15:16) 

末尾ルコ(アルベール)

スイミングママ様

そうですか?(笑)

                  RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2011-04-19 16:01) 

ねこじたん

耳に残る言葉ってありますよね
おいらはデシベルがしばらく残りました
デシデシ デシデス とか変換されてました
by ねこじたん (2011-04-20 08:42) 

cjlewis

何を聞きたかったのかしら?
by cjlewis (2011-04-20 09:58) 

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