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4月、東京、「マリリン 7日間の恋」と、「ドライヴ」と。その4  [生と死のためのアート]

「マリリン 7日間の恋」についてパリジャン フェノンと話をした。
マリリン・モンローと言えば「セックス・シンボル」というイメージだけれど、「素晴らしい女優だよ」といつもフェノンは言う。
その代り自国のブリジット・バルドーはまったく評価をしていないのがおもしろい。

「マリリン 7日間の恋」の中でマリリン・モンローはローレンス・オリヴィエ監督・主演作で四苦八苦する。
それは厳めしい英国役者たちとそりが合わないというのもあるけれど、最も興味深いのが当のローレンス・オリヴィエとの対立だ。
リハーサル中、モンローの傍には常にポーラ・ストラスバーグが付いている。
アクターズ・スタジオのリー・ストラスバーグの妻であるポーラはモンローに逐一演技指導をするのだけれど、その内容は常にオリヴィエと対立する。
そして映画中、オリヴィエよりもモンローの方が遥かに「役」に対して真摯に取り組む様子が描かれているのだ。

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