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〈「言葉」による革命〉・・・「怪物女優」二階堂ふみとフランソワ・ヴィヨンから松尾芭蕉。2014年8月28日 [「言葉」による革命]

●では次は二階堂ふみの話題。
二階堂ふみ。
すぐにどんな映画へ出演していたか、何本か言えますか?
「怪物」という最上の褒め言葉が今最も相応しい若手女優。
映画「私の男」がモスクワ国際映画祭でグランプリを受賞しましたね。
そして大河ドラマ「軍師官兵衛」へも「茶々」役で出演。
それはそれで楽しみですが、やはり二階堂ふみは映画。
園子温監督「ヒミズ」を観なければ始まらない。
冒頭のシーン。
二階堂ふみがフランソワ・ヴィヨンの詩を読みながらわたしたち凝視する。
このシーンで既にシビれました。
このところの日本映画でシビれるなんてこと滅多にないんですけどね。

岩波文庫の「フランソワ・ヴィヨン全詩集」、わたしも最近よく読んでいます。
ああ、ところであなたは好きな詩人、好きな詩はありますか?
わたしは日本の詩もいろいろ読んだんですが、どうも行き着くところは「フランス詩」になってしまう。
いろいろ読んでもアルチュール・ランボーに戻ってしまうんです。
でも日本なら、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は最高の童話であり、詩であり、神秘主義的文学でもあると思うし、松尾芭蕉の「奥の細道」も好きなんです、
と、二階堂ふみから話がそれてしまいましたが。

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