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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「歴史上の人物を学ぶ」~大河「花燃ゆ」で東出昌大演じる「久坂玄瑞」。2015年3月29日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「歴史上の人物を学ぶ」~大河「花燃ゆ」で東出昌大演じる「久坂玄瑞」。

「花燃ゆ」の主人公、杉文(井上真央)と結婚することになるのが久坂玄瑞で、ドラマでは東出昌大によって演じられます。
久坂玄瑞は当時としてはなかなかの長身で、顔立ちもはっきりした美男子だったようだから、容姿や雰囲気は東出昌大が適役だと言えるでしょう。
いくら脇役でも「八重の桜」で及川光博に桂小五郎を演じさせるようなおふざけをしてはいけません。
ところで久坂玄瑞と杉文が「結婚」といっても現在のような恋愛結婚ではなく、兄の吉田松陰が「この男なら」と見込んで文と結婚させたという話だそうです。
幕末に活躍した多くの歴史的人物が短命だったのには驚かされますが、平均寿命が現在よりも遥かに短かったとはいえ、多くが「暗殺」「処刑」「自決」「戦死」などを遂げているんですね。
教育者はこうしたこともしっかり教えなければいけません。
日本人は「物事を正面から見る」ことを避ける傾向が強くなっている。
日本映画に幼稚でつまらないものが多いのはそのせいもあるし、それは社会全体の足腰の弱さにつながっています。
で、吉田松陰が安政の大獄に連座して斬首刑に処されたことはよく知られていますが、享年が30(満29歳)ですよ。
日本史上でも飛び抜けた教育者(極めて過激ではありましたが)の一人である吉田松陰の生涯が約30年であったという事実。
そして久坂玄瑞に至っては、25歳で自決による死を遂げています。
そうした人々が築き上げてきた歴史の延長上にわたしたちがいることを忘れてはいけません。


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