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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画俳優演技論」~「問題のあるレストラン」における、二階堂ふみ、東出昌大、風間俊介の役は妥当か?2015年8月7日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画俳優演技論」~「問題のあるレストラン」における、二階堂ふみ、東出昌大、風間俊介の役は妥当か?

♪バッハの「G線上のアリア」は、スウィートボックスの歌になってさえ心に触れる。

2015年1月期ドラマ「問題のあるレストラン」は、同期の連続ドラマの中で唯一楽しめたのですが、ドラマそのものの問題もいくつかある。
まず二階堂ふみの役どころが小さい。
わたしは二階堂ふみにテレビドラマで活躍してほしいとは考えてないからいいっちゃあいいんですが、それにしても「問題のレストラン」内での役どころは二階堂ふみの実績を考慮すれば「あり得ない」ものだと言えます。
既に「若き大女優」なんですから、もっと敬意を払った役でないとね。
真木よう子に次いで二番手にキャスティングされている東出昌大を注目してみると、台詞が増えてくるに從って覚束なくなってくる傾向が見られます。
「無表情」で通すシーンはまだいいのだけれど、表情を出すべきシーンになるとこれまた覚束ない。
つまり演技力が総合的に足りてないですね。
今後の努力を期待しましょう。
さらに途中から出演してきた風間俊介の役のキャラクター。
会社の社長たちによって鬼畜的なセクシャルハラスメントと言うか、女性の、そして人間性の全否定とさえ表現できる重大犯罪行為を受けて深く傷付けられた女性の婚約者という立場が風間俊介の役どころなんですが、いきなり「あまりにいい人過ぎ」です。
深く傷付いた女性登場人物に対する「救い」のような設定なのでしょうが、「あまりにいい人過ぎ」で、性格設定としては手抜きのように感じました。

♪バッハの「G線上のアリア」は、スウィートボックスの歌になってさえ心に触れる。

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