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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画であなたの知性・感性を徹底的に鍛える」講座~「女優の顔」・・・「Caged 監禁」「バーニング・ブライト」「リーガル・マインド 裏切りの法廷」の映画的快楽。2015年11月10日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの知性・感性を徹底的に鍛える」講座~「女優の顔」・・・「Caged 監禁」「バーニング・ブライト」「リーガル・マインド 裏切りの法廷」の映画的快楽。

いろんな映画があってもいいし、いろんな俳優がいてもいい。
言い換えましょう。
いろんな俳優がいるべきでし、いろんな俳優がいるべきなのです。
サイレント時代から特別な愛と情熱を籠めて映画を観続けてきた淀川長治に言わせれば、ハリソン・フォードやフェイ・ダナウェイらかつてであればとてもスクリーンで主演を張れる顔ではないということでした。
わたしなど子ども時代はハリソン・フォードやフェイ・ダナウェイの顔を「とても綺麗だなあ」と感じていたのですが、「映像だけで勝負」のサイレントから映画に精通している淀川長治の美的感覚からすればそうなるのでしょう。
もちろん映画も歴史を重ね、もうずいぶん前から「リアリティ」も作品構成の大きな要素となっているから、「平凡っぽい顔」が必要なことも理解できます。
けれど「映画スターらしい顔」あるいは「映画らしい顔」の俳優たちが主演する作品は決して無くなってはいけない。
「映画スターの美」を鑑賞することは、小説や舞台では味わうことのできない、正しく「映画ならではの快楽」なのですから。

というわけで、中には「映画スター」とまでは言えない女優もいますが、「女優の顔」に引っ張られて一気に鑑賞した作品を3本紹介してみます。

「Caged 監禁」(ヤン・ゴズラン監督)
「バーニング・ブライト」(カルロス・ブルックス監督)
「リーガル・マインド 裏切りの法廷」(カレン・モンクリーフ監督)

これら作品はそうそう批評家らに褒められる内容ではなく、映画館で観る機会も同様にそうそうない。
でも捨てがたい魅力と、「映画ならではの快楽」があるんですね。
その内容などはまた後日にでも。

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