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末尾ルコ詩D「猫、大化の改新」篇。『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その115。プチ土佐弁講座付。末尾ルコ「読書なしで文明社会とは言えない」講座~「すばる」の掌編小説特集、森絵都「2015 検索 新世界」が描いている世界は? [吉高由里子]

[ハート]「末尾ルコ 革命広場」/〈「言葉」による革命・「美」による革命〉[ハート]

★「言葉」で「あなた」はもっと強くなれる。
「あなた」が強くなることで、「日本」はもっと強くなる。
高知から日本の隅々まで、末尾ルコ〈「言葉」による革命〉で、あなた自身があなたの住んでいる場所で「革命戦士の一人」に!

[スペード]現在実験的にブログをつついています。
その一環としてブログテーマや順位は表示しておりません。

●末尾ルコ詩D「猫、大化の改新」篇。

「猫、大化の改新」

起こったぞ!何が?
大化の改新が!
出たぞ!何が?
改新の詔が!
暗殺だ!ホントか?
中大兄皇子が!中臣鎌足があ!
蘇我入鹿ををををを!

ふむ。
それで?

・・・・・・

ぼくの素敵なネコのために
もっと素敵な歴史を創りたいのさ!

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その115。プチ土佐弁講座付。

『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その115。プチ土佐弁講座付。


▲「帯屋町と薊野で漂流」

「あの、て言うかあ~。あなた大人なんですか?」
 と土佐尾長鶏女子高校生の一人が行った時、はちきんはすぐに「あんた何言いゆうが?あていは見ての通りセクシーな大人の女やか!」と言おうとしたが口ごもった。
(ん?ひょっとしてまだ少女で行けるろうか?)
 とセコくも考えてしまったのだ。
「ほほう。あていは何歳に見えるがぜえ?」
 尋ねてみたのがある意味墓穴を掘ることになる。
「えーーーー!!今この人〈あてい〉言わんかったあ?!」
 女子高生の暴力的な大爆笑が炸裂する!
「えええーーーー!〈あてい〉?あり得ん!!!」
「あり得ん、あり得ん!!」
「いやああああ!嘘やろう!!!」
 はちきん、
(どういてこんなことになるがな・・・)
 だ。


※この小説は(もちろん)フィクションです。

※とっても可愛いのに何をやっても上手くいかないヘンなぼっちゃんを応援しよう!

●末尾ルコ「読書なしで文明社会とは言えない」講座~「すばる」の掌編小説特集、森絵都「2015 検索 新世界」が描いている世界は?

ネットはとても便利ですが、危険な面や気色悪い面が多々あるのもご存知の通り。
そもそも何かをちょっと検索したからといって、その後いろんなサイトを開くたびに「過去に検索したもの」の宣伝が出なくていいっすよ。

というわけで、「読書」してますか?

文芸誌「すばる」2015年1月号の特集が「新年掌編競作 二〇〇〇字文学館」というものでして読んで字の如し、約二〇〇〇字の掌編小説を三〇人以上の作家が競うという企画です。
なかなかおもしろかった。
作家というのは多く制限された字数で作品を創作するわけですが、「二〇〇〇字」、つまり四〇〇字詰め原稿用紙で五枚という極めて限られた条件でどのような世界を創り上げるか。
それぞれの作家が練った作品がずらり三〇編以上並んでいるわけだから、(ああ、二〇〇〇字で物語を創るにはこんな方法があるのか)ということが皮膚感覚で伝わってきます。
わたしが特に気に入ったのが次の三作。

阿部和重「SetMeFree」
羽田圭介「知られざる勝者」
森絵都「2015 検索 新世界」

「2015 検索 新世界」がなかなかで、先に書いた「ネット検索の気色悪さ」をカリカチュアした形で楽しませてくれます。
「すばる」のこの特集、機会があればぜひご一読を!

[スペード]マスメディアの操作」と「日本人の弱さ」によって膨張した人気者たちは、もちろん本物ではないし、「スター」でもありません。

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