〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「国際情勢を語りましょう！」～「核攻撃もＯＫ！」というドナルド・トランプを日本人も支持する？2016年8月1日

●末尾ルコ「国際情勢を語りましょう！」～「核攻撃もＯＫ！」というドナルド・トランプを日本人も支持する？

・ドナルド・トランプがテロ組織「イスラム国」に対して「もし自分が大統領に成ったら価核攻撃もあり得る」という趣旨の発言をしているわけですが、まともな感覚を持っていれば「いかれてる」と思うわけですね。
しかし間違いなく米国、あるいは米国以外でもトランプを指示している人たちは、「やったあ！いいこと言ってくれるよ！」と快哉を叫んでいるはずなんです。
さらにその中には本気で「イスラム国に核攻撃やっちゃえ！」と思っている人たちもいるはず。
実際やったらとんでもない事態になることを説明する必要はないでしょう。

けれど例えば日本人でも、もしトランプが

「北朝鮮に核攻撃もあり得る！」

なんて宣言をしたら、

「おお！俺たちもドナルドに投票したいぜ！」

と本気で思う人も少なくないでしょうね。

それだけイスラム国や北朝鮮の前近代的な暴虐ぶりに不安や怒りを持っている人たちは多くいる。
歴史的に見れば、イスラム国を生んだのが欧州の中東政策であり、近年であれば米国の仕掛けたイラク戦争であることは分かっていても、それにしてもあまりの「好き勝手」と、いわゆる先進国で生きている人間には感じられるわけです。
そして「いわゆる先進国」は、これだけ暴虐の限りを尽くすイスラム国や北朝鮮に対して有効な手立てを取れていない。
これも多くの人々が感じている率直な気持ちでしょう。
実際、２０１６年に入ってからも北朝鮮はミサイルを飛ばしまくり。
あまりしょっちゅうミサイル発射するものだから、日本人もいちいち大きな反応をしなくなっているけれど、警戒を怠ってはいけない。
（まさか）が起こるのが歴史というものですから。

で、そんな社会的鬱積を見抜いているドナルド・トランプの放言に多くの人たちがやんややんやの大喝采となる。

「前近代に対しては前近代で対抗だ」

というばかりに、です。

わたしはもちろんトランプを支持しませんが、「既成の政治」も日本を筆頭に行き詰っているのも確か。

「新たな方法論」を見つけねばなりません。

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