「言葉」による革命・「美」による革命 「末尾ルコ 革命広場」/「末尾ルコ 会話芸術」高知（土佐）薊野より全国、世界へ ●ミーシャ・テイトVSホーリー・ホルムに関するフラグメント。２０１６年６月１８日

●ミーシャ・テイトVSホーリー・ホルムに関するフラグメント

ミーシャはどうしてもテイクダウンし、極めねばならない。ホルムは安全な距離を守りながら防御に徹すれば、タイトルを守ることはできる。しかしホルムは安全圏のみでは戦わなかった。なぜか？単なるミスか？私はホルムの心理の中に、「偉大なチャンピオンとして認識されたい」という意識があったのだと思う。いかに女子ボクシング、女子キックでチャンピオンであったとはいえ、それだけで客は来ない。少ない観客の中で試合をし続けてきたホルムにとって、「ロンダ・ラウジー」の存在は天使のようなものだったはずだ。ロンダがスーパースターになっていなければ、どこの女子ＭＭＡに何万もの観客が集まると言うのか？ではいかにロンダはロンダ足りえたのか？リスクを恐れぬ突進、明快過ぎるほどの一本勝ち、感情をむき出しにするファイトスタイルと言動・・・。ホルムがロンダそのものになれるはずもないが、ロンダが開拓して数年前には夢でも見なかった規模に膨れ上がった女子ＭＭＡのスケールを自分が落としてはならない。そんな意識があったのではないか。ミーシャの美しいタックルは、その意識を突いたものだった。千載一遇のチャンスに、二〇一六年現在、「最も美形」とされる女子ＭＭＡファイターはチャンピオンの首に腕を巻き付け、ありったけの力で締め上げる。一度は投げられながらも絶対放さず、その腕は完璧にホルムの首へ捻じれ込む。チャンピオンもタップをしない。が、肉体は窒息に耐えきれず、寝たままの状態で目の前にいないはずのミーシャに左右を放ちながら落ちていく。私はずっと「流れ」の中にいた幸福を舐め尽しながら、大きな声を上げた。　

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●〈「言葉」による革命〉・・・その基本的かつ画期的方法論。

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まず、
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