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●市川海老蔵の妻、小林麻央「乳癌」の件で「私見」を語った「都立松沢病院 芳賀高浩医師」という人物。 [「言葉」による革命]

●市川海老蔵の妻、小林麻央「乳癌」の件で「私見」を語った「都立松沢病院 芳賀高浩医師」という人物。

市川海老蔵夫妻について、わたしがもともと持っている印象についてはここで述べません。
夫人が乳癌闘病中という報道の中で、メディアのいつもながらの下卑た姿勢について、いくつか記しておきましょう。

・有名人が難しい病気である報道がなされると必ずテレビ番組の中で、
「だから毎年検診を受けましょう」と発言し、「何かいいことを言ったつもり」になっているコメンテーターないしキャスター。
どんな検診でも有効である場合とそうでない場合があり、受診者の状態によってもまったく事情が異なるもので、そもそも医学の専門家でもないのに不特定多数に向かって「検診に行きましょう!」と断言するのはまったくの越権行為である。

・記事として酷かったのは(だいたいがお粗末な記事だが)、Yahooにも掲載されていた次のタイトルのもの。

「麻央 ステージ3か、完治の可能性十二分 手術の必要高い」

これは「都立松沢病院 芳賀高浩医師」なる人物がデイリスポーツの取材に応えるという形の記事だけれど、「医師」であるという人物が、市川海老蔵の記者会見などの「情報のみ」から病状を類推し、それを基に記事にしている。

医師としての倫理以前に、人間としてのモラルを疑わざるを得ない行為だろう。

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