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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ~映画『私は二歳』における、山本富士子の「団地妻」とは?2017年5月23日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ~映画『私は二歳』における、山本富士子の「団地妻」とは?

「映画であなたの感性を鍛えるレッスン」


『私は赤ちゃん』じゃなくて、『私は二歳』という映画があって、監督は市川崑。
2016年7月にもNHK BSで放送されたので鑑賞した方も多いでしょう。
90分足らずの映画。
二歳の男児を中心とした一つの家族の姿を描く。
それだけの映画。
なのに惹きつけられる。
作品の舞台はまず「団地」。
団地。
団地である。
団地に住む夫婦と二歳の男児。
しかもその団地に住む夫婦の妻は、

山本富士子だ。

今日びあまり目にすることはないが、かつて日本人男性の中に、

「団地妻」というエロティックファンタジーがあった。

「団地妻」。

恐らくわたしよりもある程度上の世代の殿方の中に、「団地妻」というキーワードに対するエロティックファンタジーが。
正直なところ、わたしにはピンと来ない。
ただ、映画『私は二歳』における

山本富士子の「団地妻」は見ものである。
間違いなく。

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