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末尾ルコ詩D「猫、ビタミン」篇。映画『この国の空』にエロスは薄く、それは「もんぺ」と関係あるのか?by末尾ルコ。 [吉高由里子]

★「末尾ルコ 革命広場」/〈「言葉」による革命・「美」による革命〉[ハート]

★ 「言葉」で「あなた」はもっと強くなれる。
★ 「あなた」が強くなることで、「日本」はもっと強くなる。
高知から日本の隅々まで、末尾ルコ〈「言葉」による革命〉で、あなた自身があなたの住んでいる場所で「革命戦士の一人」に!

[スペード]現在実験的にブログをつついています。
? その一環としてブログテーマや順位は表示しておりません。

●末尾ルコ詩D「猫、ビタミン」篇。

「猫、ビタミン」

高知市薊野にある


ボードレールをたっぷりと
湿度の高い日に
野菜も高い
高い野菜は
ビタミン不足を促しかねず
ボードレールがビタミン豊富
だったとは考えられず
ああ、
夏の空
夏の空

高知市薊野にある


・・・・・・・

ぼくの素敵なネコは
いつもビタミンたっぷりと
行ってほしいところさ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

●映画『この国の空』にエロスは薄く、それは「もんぺ」と関係あるのか?by末尾ルコ

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

荒井晴彦監督の『この国の空』は、谷崎潤一郎賞を受賞した原作小説を基に、二階堂ふみと長谷川博己の共演で「戦時下の許されぬ恋」を描いた作品だ。
となれば、極めて期待してしまうわけだけれど、残念ながらいささか期待外れだった。
官能的でないのである。
戦時下。
終戦間際。
若い娘。
近所に住む年上の、妻子ある、しかし妻子は疎開先にいて一人住まいの男の家に出入りし、その世話をしている内に心を通わせ始め、体も求め始める。
エロティシズム溢れる映画になってほしかったところだけれど、なってない。
なぜだろう。
やや平板な演出のせいか、あるいは「もんぺ」のせい?
そう、『この国の空』の中に登場する女性たちは概ね「もんぺ」を着用している。
「もんぺ」。
エロティシズムにとってフェティシズムは極めて大きなメンタリティーであり、言うまでもなく「服装」は恋愛感情並びに性愛感情にとって非常に重要なファクターである。
もちろん現実の男女がそのにおれば、「もんぺ」だろうが何だろうが気持ちが盛り上がることもあるだろう。
ただ、「映画を鑑賞する身」となれば、「もんぺ」着用の主人公でエロティックなシーンを撮るとすれば、相応の演出が必要になるのだと思うし、『この国の空』では必ずしも成功してなかったということだ。


●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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