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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「フランス俳優名鑑 フランス、いや世界で最も活躍している映画俳優の一人 タハール・ラヒム」その2。2017年12月12日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「フランス俳優名鑑 フランス、いや世界で最も活躍している映画俳優の一人 タハール・ラヒム」その2。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

タハール・ラヒムの主な出演映画をもう一度観てみよう。

「屋敷女」 À l'intérieur
「預言者」 Un prophète
「パリ、ただよう花」Love and Bruises
「理性をなくすほど」 À perdre la raison
「ある過去の行方」 Le passé
「グランド・セントラル」 Grand Central
「ジブラルタルの罠」Gibraltar
「消えた声が、その名を呼ぶ」The Cut
「サンバ」Samba
「アナーキスト 愛と革命の時代」Les Anarchistes
「ダゲレオタイプの女」La Femme de la plaque argentique

タハール・ラヒムの存在を決定づけたのがジャック・オーディアール監督の『預言者』で、spれは刑務所内での過酷なサバイバルとのし上がりを描いた作品であり正しく力作だ。
「力作」とは軽々と使われる言葉の一つだけれど、しかし「力作」とはどのような作品だ?
あなたはどんな作品い「力作」という言葉を使う?
わたしの場合、シンプルに表現すれば、「魂の籠った作品」というのが第一条件だ。
しかしそうなると、「魂とは何ぞや」というテーマも出てくるわけで、今回は深入りをしない。
しかし、「魂」という言葉と概念、いつも意識してほしい。
さてタハール・ラヒム出演の比較的新しい映画として、『サンバ』そして『アナーキスト 愛と革命の時代』がある。
どちらも「傑作」とは言い難いが、観応えは十分だ。
『サンバ』そして『アナーキスト 愛と革命の時代』のタハール・ラヒムではまったく異なるキャラクターだ。
この2作を観比べてみるだけで、タハール・ラヒムの才能が窺えるだろう。
そして『サンバ』には、フランスで抜群の人気を誇るオマール・シーも出演している。

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