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●「悪徳のレシピ、あるいはマルキ・ド・サドも吃驚か」~「マヨネーズは悪徳の熾天使?」その1、はたまた鰹の生節。 [「言葉」による革命]

●「悪徳のレシピ、あるいはマルキ・ド・サドも吃驚か」~「マヨネーズは悪徳の熾天使?」その1、はたまた鰹の生節。


末尾ルコ「食とプロレスの話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

そう言えば、鰹の生節を最近はまったく食べてないなあ。
鰹の生節は乾燥した一般的な鰹節と違い、柔らかく指でむしってもそのまま食べることができるし、普通は包丁で適当な大きさに切ってご飯と一緒に食べる。
そう言えば、普通の鰹節を家で削って食べることもすっかりしていない。
既に削られてパックされている鰹節をスーパーで買ってそのまま食べるのが現在の標準で、味気ないことは味気ない。
子どもの頃は家に鰹節の削り器があって、大人が削ってくれたものをご飯に載せて醤油をつけて食べたり、お茶漬けにして食べたりした。
そう言えば、という言葉はこの文章で早くも3回目だが、お茶漬けも最近は食べてない。
この理由は明らかで、もうずっと前から万年ダイエットのわたしは、主食の量はきっちり制限しているわけで、「シメにお茶漬け」という習慣はずっとないのである。(その割には完食に甘いものを食べているが 笑)
鰹の生節は子どもにとっては高価なものだったから、自分で買った記憶はない。
たいがい親が買っているものを自分で切って、もちろんマヨネーズと醤油で食べる。
これは食べ始めると、やめられず止まらずという美味しさで、これで手元に月刊の『プロレス』あるいは『ゴング』があった日には、もうカロリー摂取が止まらないわけである。
この『プロレス』と『ゴング』であるが、プロレスファンになった時は既に全日本プロレスができてからある程度の年月が経っており、それ以前のプロレスについて知るために、親に連れられて行く古本屋で『プロレス』『ゴング』のバックナンバーを探すのである。
それはあたかも「暗闇の宝探し」のようで。
あ、もちろんプロレスの本だけ読んでたわけではないのですが。

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いっぷく

東京も昔は鰹節のかんなはありましたが、あまり鰹節を頻繁に使わなかったのか、いつの間にか消えたという感じですね。今も、ごはんに削り節パックとバターと醤油をかけて食べることはあります。

私は、父親がテレビのプロレス中継を付けていて、付き合いで見ていたのが始まりで、タイガーマスクが始まった頃から自分の意志でプロレス中継を見るようになりました。
が、そこから一貫してコアなファンであり続けたわけではなくて、雑誌や新聞をたくさん買い込んだときもあれば、テレビ中継すら見そびれるときも正直いうとあります。
たとえば、馬場の全日本独立以降の日本プロレスを熱心に見ていなかったので、老舗がどうやって崩壊していくかをリアルタイムで確認できなかったのです。
ダニー・ホッジと松岡巌鉄が試合前にりんご握りつぶし合戦のパフォーマンスをしたが試合時間は短かったとか、大木金太郎とブラジルのインター争奪戦は両者に頭突き合戦する気もなく凶器合戦でお茶を濁してファンを失望させたとか、高千穂とバレンタインのUN戦は、リング外で追いかけっこして早く上がった高千穂が勝ち名乗りを受けてチャンピオンになったとか、たんにスターがいなくなっただけでなく、試合内容自体がお粗末になっていったのも崩壊の一因のようで、そのへんをきちんと見届けておきたかったです。
by いっぷく (2017-05-14 07:49) 

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