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●あなたには「寄る辺」があるか?寄る辺なき男女の『ヘッドライト』。 [「言葉」による革命]

●あなたには「寄る辺」があるか?寄る辺なき男女の『ヘッドライト』。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『ヘッドライト』Des gens sans importance (1955)という映画がある。アンリ・ヴェルヌイユ監督の作品だ。
ジャン・ギャバンがトラックの運転手、フランソワーズ・アルヌールが宿屋のウエイトレス。
男には妻子がおり、女は寄る辺がない。
いや、男は妻子がいても、寄る辺のなさでは同じだったのかもしれない。
男の運転するトラックで二人は夜の道を走る。
しかし女は・・・。
夜の道、トラックの助手席、ヘッドライト・・・フランソワーズ・アルヌールの、映画史上類い稀な寄る辺のなさよ。
そう、人間には、寄る辺が必要なのだ。

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コメント 1

hana2017

よるべないは、寄る辺ないと書くのですね。
ジャン・ギャバンがトラックの運転手役と言うのはなんとなく・・・。、フランソワーズ・アルヌールの役柄が場末のウエイトレスとは贅沢な!
想像しただけで、大人の香り。フランスのムードに浸ってみたくなりました。
秋の夜長だから…特になのかしら、寄る辺ない今夜の私、なーんて^^

ウルグアイの映画は観た事ありません。大体がウルグアイって国がどこにあるのかさえ、わからない人がほとんどでしょうね。
しかし場所はどこであれ、父親は女好きで酒のみ。出鱈目であればある程ストーリー性に富んだと言えるのが物語かと。。
by hana2017 (2017-09-29 23:12) 

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