SSブログ

●チープ・トリックを聴きながら、「卵かけごはん」に関する思考を深める秋の夜的な。 [「言葉」による革命]

●チープ・トリックを聴きながら、「卵かけごはん」に関する思考を深める秋の夜的な。

末尾ルコ「食と音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

嗚呼、わたしがこの前卵かけご飯を食べたのはいつだろう。
その日はきっと灰色の空から子糠雨が、大気に交じってたゆとうていた。

かどうかはさて置いて、わたしはもうかなりの間、「主食は少量に」という食事パターンなのであって、だからティーンの時代に『週刊ファイト』を読みながら、「塩らーめん&ライス」だとか「出前一丁&ライス」だとか、そんなこともずっとしてはいなくって、ましてやラーメンのシャウエッセンを入れて、茹ったその細長い粗挽きウィンナーが「ブチッ」と音を立てて内部が飛び出し、その汁がテーブルの上で脂肪の塊のように凝固する様を見て、(こりゃあ、カロリーが高いのも道理だ)と思ったのも今は昔。
ちなみに『脂肪の塊』と言えばモーパッサンであるが、モーパッサンの短編、気怠い午後にピッタリの時間を演出してくれる。
今日びモーパッサンなんて、日本じゃ読む人あまりいないだろう。
だからこそ、お・す・す・め!
人のやらないことをやれ!

などと言いながら、この文章を書きながらCheap Trickを聴いているのだけれど、いや、Cheap Trickを聴きながらこの文章を書いているのか。
特にCheap Trickについて語りたいことは今のところない。
ただ最近、ギターロックが案外心地いい。

で、もうかなり前からわたしは食事の際に、「ご飯を多く食べない」習慣がついていて、そうなると(卵かけご飯にしようか)という気はあまり起こらないもので、なぜならば、おかずを食べながらご飯も食べるわけだから、少ないご飯を卵かけにしたら、おかずをどうやって食べるんだという話になるのである。
でも最近スーパーなどでも「卵かけごはん」に特化したタレ的な商品を置いていて、(別に醤油でも、十分美味しいじゃないか)と思わなくもないけれど、使ったことがないので何とも言うべきではないだろう。
ここで重大なお話になるが、実はわたし、以前は卵かけご飯を作る時、「白身を捨てていた」。
ああ、何て非道なことをしていたのだ。
お天道様に顔向けできない・・・となるわけ3だが、黄身だけの方が濃厚にして豊饒な味わいが楽しめたのである。

ところで卵、最高に美味しく便利な卵であるが、卵かけご飯は作らずとも、卵は我がレシピでいつでも大活躍である。
おでんの茹で卵は最早名人芸だし(←明らかに話を盛っています)。
実は最近頻繁に作るのが、「何でも卵とじにしちゃう」料理である。
野菜を炒め、竹輪やてんぷら(さつまあげ)などを加え、そして卵を投入して掻き混ぜる。
卵のおかげで嵩が増え、見た目も「大量感」が嬉しいではないか。
この前は「何でも卵とじにしちゃう」にトマトのぶつ切りを入れて、これ、オイスターソースで味付けると美味しいんだよね、と見てみると、オイスターソースちゃん、遙か賞味期限切れで残念の巻。
また買っておこうと心に誓った次第である。

nice!(22)  コメント(1) 
共通テーマ:アート

nice! 22

コメント 1

いっぷく

>以前は卵かけご飯を作る時、「白身を捨てていた」。

卵かけご飯といえば、最近流行の「水谷豊流TKG」はされていますか。
卵と醤油をかけてまぜるのではなく、ご飯に醤油をたらして、卵を落としてまぜずにそのまま食べるという方法。
黄身のとろみとご飯の組み合わせがオムライスのようでサイコーというのです。しかその食べ方では白身の処理に困ってしまうんですよね。
体を作るスポーツ選手は、逆に白身だけを食べると聞いてから、白身は白身で大事なものと思っていますし、やはりいつもブログで紹介させていただいている、煮玉子が一番かな。

ラーメンライスについては、以前は大好きだったのですが、流石に最近は、ライスがなくても良くなってしまいました。
若い時は、餃子、味噌ラーメン、野菜炒め、ご飯、ビールといっていたのに、加齢は寂しいですね。

>現在わたしの義理の叔父に当たる人が悪性リンパ腫を患っておりまして、

私の母は、75歳と80歳で悪性リンパ腫を患っています。もう卒寿を超えましたが、70歳過ぎてから4回別々のがんから生還しています。本人も大変ですよ。でも、早期発見して介護する息子はある意味、もっと大変です。人生働き盛りの時期を犠牲にしましたから。
それはともかく、悪性リンパ腫や白血病は、化学療法なら治る可能性がある、一方抗がん剤を否定したら絶対治らないものですから、昨今の抗がん剤絶対悪論に私は賛成しません。
固形がんでも、抗がん剤で小さくして手術適応してから切除する例はいくらでもあるのに、なぜ弊害ばかりを言い立てるのかと思います。たしかにドクハラや誤診や強引な治療法もありますが、高齢者にも一律抗がん剤をするといったような医療現場は本当にあるのかなと思います。
たとえば、その悪性リンパ腫にしても、75歳まではchopという4種混合、それが75歳過ぎると、THCOPといってもっと弱いものを50~70%と厚労省のガイドラインで決まっているのです。で、母はそれをして寛解した、というよりそれをしなかったら治りませんでした。
もひとついうと、私は義弟を白血病で亡くしているのですが、最後、奥の手の抗がん剤しかなくなり、改善は33%、3分の2は多機能不全で助からない、という確率で、その3分の1の確率に前向きに立ち向かい、残念ながら3分の2の方になってしまいました。
そういう壮絶なたたかいを身近に見ているので、「がんもどき」とか、楽そうな健康情報が出てくるとよく考えもせずそちらに流れる手合に対しては、悔しいという思いがありますね。
So-netブログにも、身内を亡くしたがんもどき信者がいて、現代医療をこきおろしていたのですが、配偶者が癌になると、結局標準医療を選んでいるのです。人間て弱いですよね。
でもだったら最初からもっと前向きに標準医療と向き合えよ、村野武範みたいに、と思うわけです。
by いっぷく (2017-11-18 00:39) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。