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●瀬川瑛子の歌唱を称賛するわたしです(←山田姉妹「みずいろの手紙」風に)&1987年ヒット曲は? [「言葉」による革命]

●瀬川瑛子の歌唱を称賛するわたしです(←山田姉妹「みずいろの手紙」風に)&1987年ヒット曲は?

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

演歌界の問題点「平成に入り、名曲が稀である。では名曲とは何か?」

瀬川瑛子の歌唱が好きである。
瀬川瑛子という人物も好きである。
もちろん「メディアに登場する瀬川瑛子」であって、その来歴については大雑把にしか知らない。

瀬川瑛子のステージ衣装の基本は「派手」である。
髪はいつの間にかずっと金髪だし、多くの場合大きな襟などを装着したドレスは蛍光色や原色がふんだんに取り入れられている。
その配色によっては、「でっかいアメフラシ」のような外見となる。
お笑いタレントとしてもそのナチュラルなボケぶりはベタだけれど気持ちよく笑えて好感が持てる。
しかしそれらすべては、見事な歌唱あってのことである。

瀬川瑛子の物真似をするタレントは以前から多いが、それだけ誰も真似できない個性を持っているからこそである。
「誰も真似できない個性」だから「よく物真似される」とはパラドックスだけれど、真実でもある。
「物真似芸」だから瀬川瑛子になれるだけなのであって、「歌手として」瀬川瑛子のようには誰もなれない。
そしてわたしはいつも、瀬川瑛子ならではの歌唱に魅了されている。
あの声、あの鼻へ抜ける息の使い方、クライマックスでは魂を引き絞るかのごとき歌唱法を繰り出してくる。
それでいて軽快な楽曲も華やかに歌いこなす。

瀬川瑛子は1947年に生まれており、現在70歳だが実に若々しい。

代表曲の一つ「長崎の夜はむらさき」は1970年にヒットしたというが、何と言っても「命くれない」のスーパーヒットである。

「命くれない」は1986年にリリースされ、1987年のオリコンシングルチャート年間1位となっている。
演歌が年間チャートの上位にランクされることは何度もお話しているように、昭和の時代は珍しくなかった。
だからこそ演歌歌手たちは、「今は売れなくても、いつの日か」と夢を持てていたのではないか。
現在、演歌自体が大きなセールスを記録することはまずありえない状況だ。
演歌歌手たちの驚くべき「歌う人間」としての力を考えたら、「今の状況は打破されねばない」と強く思う。

1987年のシングルトップ40を次に挙げておこう。

1 瀬川瑛子「命くれない」
2 中森明菜「TANGO NOIR」
3 吉幾三「雪國」
4 光GENJI「STAR LIGHT」
5 松田聖子「Strawberry Time」
6 中森明菜「難破船」
7 中森明菜「BLONDE」
8 尾形大作「無錫旅情」
9 五木ひろし「追憶」
10 少年隊「君だけに」
11 小泉今日子「木枯しに抱かれて」
12 長渕剛「ろくなもんじゃねえ」
13 徳永英明「輝きながら…」
14 南野陽子「楽園のDoor」
15 チェッカーズ「I Love you, SAYONARA」
16 少年隊「stripe blue」
17 中山美穂「WAKU WAKUさせて」
18 南野陽子「話しかけたかった」
19 少年隊「バラードのように眠れ」
20 BOØWY「MARIONETTE (マリオネット)」
21 TUBE「SUMMER DREAM」
22 TM NETWORK「Get Wild」
23 中山美穂「50/50」
24 中山美穂「「派手!!!」」
25 チェッカーズ「WANDERER」
26 本田美奈子「Oneway Generation」
27 堀内孝雄「愛しき日々」
28 南野陽子「パンドラの恋人」
29 森川由加里「SHOW ME」
30 石原裕次郎「北の旅人」
31 THE ALFEE「サファイアの瞳」
32 小泉今日子「水のルージュ」
33 南野陽子「秋のIndication」
34 尾崎豊「核 (CORE)」
35 近藤真彦「愚か者」
36 荻野目洋子「六本木純情派」
37 渡辺満里奈「ホワイトラビットからのメッセージ」
38 中山美穂「CATCH ME」
39 斉藤由貴「MAY」
40 杉山清貴「最後のHoly Night」

1987年は、映画
『アンタッチャブル』
『プラトーン』
が公開された年でもある。
この2作の出演者で、ロバート・デ・ニーロは別格だけれど、その他で最も活躍し続けているのがウィレム・デフォーであることは、ある意味感慨深い。

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コメント 1

いっぷく

1980年代はアイドル黄金時代といわれていましたが、その一方で、瀬川瑛子とか、五木ひろしとか、吉幾三なども活躍していて、ジャンル、キャラクターとも多様だったですね。その一方で、85年にひと時代築いたおニャン子クラブが、ユニットやソロも含めて全く入っていないのも意外です。
「ザ・ベストテン」「ザ・トップテン」などの純然たる歌番組だけでなく、たとえば芸能人水泳大会とか運動会などでも、合間に歌が入りましたし、あとは主題歌に採用された歌も結構入ってますね。要するに、それだけ披露する機会が多かったんですね。ただ、瀬川瑛子の『命くれない』は、主題歌になったという話は聞きませんから、やっぱり有線放送なんでしょうね。

丸藤は、三沢が急死しなければノアの社長を継ぐ人だったらしいですね。要するに三沢がかわいがっていたレスラーです。ですから、アスリートとしての評価はどうなのかはわかりませんが、とにかくノアではプッシュされていたようです。小川良成などもそれで寵愛されて、泉田純は嫌われていたようですね。
動画見ました。なんというか、技の価値が軽いです。ちょっと間違えたら首の骨を折ってしまうかもしれない不安定な技を繰り返しているわりには、こちらには凄みが伝わってこないですね。ご苦労なことです。

>ところでSo-netブログ、「常時SSL化(https)」なんていう告示がありましたね。またヘンなことにならなければいいんですが。RUKO

ルーキー新一ではありませんが、「これはエライことですよ」ですね。
httpからhttpsに変わることで、ページのURLがかわってしまうわけですから、これまでつけていた内部リンク、すなわち、記事中で「過去にはこんな記事を書きました」と自分のブログの過去の記事のURLを貼り付けていたものが全部エラーとなります。ひとつひとつ、「http」を「https」に直さなければなりません。
私は2600記事のほとんどに内部リンクをつけているので、これはもうお手上げですね。
リンク切れエラーがあると、Googleは評価を落としますから。
そのほか、よそのサーバーの画像をひっぱってくるのも、アドレスバーに、「セキュリティ上信用できないサイト」という表示が出てしまいます。
よそのサイトと言っても、たとえば私の場合、もうSo-netが定めた画像保存容量(1000GB)ギリギリまできているので、自分でサーバーを借りて、そこに画像を保存して、そこから読み込んでいるので、決して怪しい画像ではないのですが、httpsは、同一のサーバー内にない画像を使ったページは、怪しいページ扱いになってしまうのです。これも全部直すのは大変です。
これはもう、いよいよSo-netブログとの付き合い方を考えなければならないかもしれません。たぶん、困る人はほかにもたくさんいると思います。

by いっぷく (2018-04-18 05:02) 

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