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●メイウェザーVS天心の「エキシビション」に関するプチエッセイ&棚橋弘至VSオカダカズチカの後のジェイ・ホワイト乱入と外道の裏切りは、昭和の乱入とどう違うか? [「言葉」による革命]

●メイウェザーVS天心の「エキシビション」に関するプチエッセイ&棚橋弘至VSオカダカズチカの後のジェイ・ホワイト乱入と外道の裏切りは、昭和の乱入とどう違うか?

末尾ルコ「格闘技とプロレスの輪千で、知性と感性を鍛えるレッスン」

例えばフロイド・メイウェザーと那須川天心の「エキシビションマッチ」に関する記事がありますね。
わたしはこの「エキシビションマッチ」、要するに「スパーリング的余興」のようなものだと、今まで発表されてきた情報を総合的に判断して、まず間違いないと思ってます。
ただ興行の世界は何が起こるか分からないですから、「一〇〇%」とまでは言いません。
けれど現在一試合で100億円以上のギャラを獲得できるメイウェザー(←わたしは嫌いですが)が日本のRIZINなんていうマイナー団体で、「キック」という世界的にはまったくのマイナー格闘技の、しかも公称が165cmの選手相手に、「万一にも負ける可能性のある試合」をやるはずがないと考えるのが当然だと思います。
そもそもライセンスの問題で日本ではメイウェザーVS天心のボクシングマッチなんてできないのですから。
しかし、「キック無しのボクシング風ルール」だという。
そしてメイウェザーはしきりに「エキシビション」「エンターテイメント」「真剣勝負じゃない」を強調・・・これで「天心、メイウェザーを本気にさせろ!」とか盛り上がるのって、どうなんでしょう。


9月の新日本プロレス神戸大会だったのですが、「IWGPヘビー級王座挑戦権利証」をかけた試合で、棚橋弘至がオカダカズチカを下したのです。
ところが決着後、ジェイ・ホワイトという外国人らスラーが乱入してきて、勝った棚橋にも、負けて倒れたままのオカダにも攻撃をしかけるのですね。

要するに昭和からプロレス界で定番の、「試合後乱入→その後の興行に繋げる」というパターンなのですが、どうも昭和の乱入とテイストが違い過ぎて鼻白んでしまう。
ジェイ・ホワイト乱入の後、オカダカズチカのマネージャー的役割で試合を賑やかしてきた外道が恐るべき裏切りを見せ(笑)、岡田の背中を椅子で殴打するんです。
しかしこの違和感は何なのか?
確かに昭和の時代から、日本プロレス時代のことはリアルタイムで観てないので言えませんが、新日本プロレスと全日本プロレスが2大メジャーとして鎬を削っている頃にも嫌というほど乱入はありました。
個人的にも乱入で盛り上がったこともあったし、白けたこともあった。
しかしそれらからはいずれにしても、「個」を感じていたし、ある程度以上「個に任されたアドリブ性」を感じていたのですね。
対して今回取り上げた「ジェイ・ホワイト乱入→外道裏切り」の顛末に何を感じるかと言えば、「企画会議」です。
そしてそれまでやっていた棚橋VSオカダは、「ジェイ・ホワイト乱入→外道裏切り」へ繋げるための試合だったのかと、乱入が始まった時点で『消費された』のではないかと、そんな感じと言えるでしょうね。

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いっぷく

オカダカズチカも負けるのですか。普通は、元チャンピオンが、挑戦者決定戦にも負けるようなら進退問題につながると思いますが、新日本プロレスのチャンピオンはかつての民主党の党首選と同じで、同じメンバーが何度も何度も復活、失脚しても次のチャンスが有るんですね。チャンピオンが持ち回り。自民党は「永田町の回転ずしは、一度取りそこなったら二度と回ってこない」といわれますが、新日本プロレスの回転寿司は何回転するのでしょうか。

昭和のプロレスにも「企画会議」らしきものはひとつ覚えています。
日本プロレスが、ジャイアント馬場をNETのリングに上げることにした時、その第1回目の登場は、前の試合への乱入からでした。ジャイアント馬場に乱入をさせるということに違和感ありましたね。馬場をすごく安っぽくしてしまいました。というのは、ワールドリーグ戦の最中で、乱入した試合はタッグマッチでした。リーグ戦を組まれていない者同士を集めたカードですから、勝敗にも意味はなく、優勝候補は因縁試合など作っていられないのに、何をやってんだろうと思いました。
「ステーキを食べ葉巻を吸うだけの男」といわれた馬場自身が好き好んで乱入を考えたとも思えず、どうせNETか日本プロレスのダラ幹であり、日本テレビの原章Pだったらそんなことはさせなかったとおもいます。

>近くへ行くのにシートベルトをしてなかったのですが、すぐに前からパトカーが。間違いなく気づかれたと思いますが、
私の「軽微な違反」とはまさにそれなのです。
いつもではなく、たまたまですが、シートベルトをしていなくて、赤信号で待っていた時、横を自転車で走る警ら中の警官に覗き込まれて……
あとは、車も人も通らないところで、警官は隠れていて、「一時停止しなかった」という違反もありましたね。事故をふせぐというより、警官が違反取り締まりの点数を稼ぐためという感じでした。

>まったく脈絡のないお話で恐縮なのですが、このところ話題の上沼恵美子って、かつて海原千里・万里だったのですね。
海原千里・万里の頃は、お姉さんの万里を、千里よりも、そして一般的にも「きれいな人」と思っていました。ある時テレビに出ていた時、結んでいた髪をほどいていたのですが、子供の頃は、髪の長い人はきれいな人という思いがあったので、それで「誤解」してしまったようです。
でも漫才は巧かったと思います。男でいうと、オール阪神・巨人みたいな感じで、話の間がいいと思いました。
それに比べたら、春やすこけいこなんて問題外です。若井小づえ・みどりは、師匠に学べなかったようで、ちょっと間が悪いというか、男でいうと年取ってからの中田カウス・ボタンみたいな感じでしたね。カウス・ボタンは意図的にそうしているみたいですけど、若井小づえ・みどりは、あまり器用でなかったみたいですね。
by いっぷく (2018-12-13 05:31) 

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