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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌126日目~極めて特殊なキャリアを持つジョン・カザールへのオマージュ。~歴史を描いた映画大好き!ハリエット・タブマン『ハリエット』も観たい。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌126日目~極めて特殊なキャリアを持つジョン・カザールへのオマージュ。~歴史を描いた映画大好き!ハリエット・タブマン『ハリエット』にも期待しよう。

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

2月5日(水)手術後322日目
退院後126日目

ジョン・カザールはメリル・ストリープの元婚約者であって、婚約者のまま42歳で死去してしまったから永遠に夫にならずこの世を去ったことになる。
ジョン・カザールは1935年に生まれて、1978年に死んだ。
映画俳優として活躍したのは70年代だけ。
しかも脇役が専門だというのにそのフィルモグラフィを見たら、これはいかにも普通ではなく、あらためてジョン・カザールの俳優人生の特別さに思いを巡らせる。

1972『 ゴッドファーザー』
1974 『カンバセーション…盗聴…』
1974『ゴッドファーザー PART II』
1975『狼たちの午後』
1978『ディア・ハンター』

ジョン・カザールの短いハリウッド俳優人生の中で、しかも脇役専門というスタンスの中でこれだけ凄い映画に出演できたのは、彼の出会い、アル・パチーノ、フォランシス・フォード・コッポラ、ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープらとの尋常でない出会いがあり、そしてもちろん彼自身の唯一無二の個性がある。
丸く禿げ上がった前頭部、残る髪の毛は不自然なまでに黒々と脂を感じさせるまでの光沢があり、目つきは鋭さと卑屈さの裏表をくるくると回転させる。

『ゴッドファーザー PART II』でのアル・パチーノとの関係性を観た後に再び『狼たちの午後』で、しかも強盗のバディとして共演する姿は宿命的でさえあり、その後デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープらと、人間が成した映画を超越している『ディア・ハンター』で共演したことで、カザールの宿命は結果的に完結する。
ちなみに同じくベトナム戦争を描いた『地獄の黙示録』と『ディア・ハンター』の2本は、どちらも人間技ではない。

ちなみに母は、『 ゴッドファーザー』『ディア・ハンター』は大好きで、『地獄の黙示録』は少々理解し難いようだ。
そのうち『狼たちの午後』も一緒に観てみたいなと思っている。

・・・

映画『ハリエット』。奴隷から奴隷解放運動家として英雄視されるようになったハリエット・タブマン。
歴史を描いた映画は大好きなものが多く、古くはアベル・ガンスの『ナポレオン』、近年は、例えばキャスリン・ビグローの『ゼロ・ダーク・サーティ』や『デトロイト』、あるいは少し前ならリドリー・スコットの『ブラックホーク・ダウン』も大好きだ。
そして「最も好きな、歴史を描いた映画」と問われれば、

ぴエル・パオロ・パゾリーニの
『奇跡の丘』と答えよう。

・・・



彼女は奴隷から英雄になった、アカデミー賞候補作「ハリエット」ポスター到着
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000007-nataliee-movi

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(。・_・。)2k

42歳 厄年だったんですかねぇ
俺も嫁に逃げられたの42歳だったなぁ(笑)

by (。・_・。)2k (2020-02-08 02:14) 

ニッキー

脇役専門とはいえ、 「ゴッドファーザー」や
「狼たちの午後」にも出演されてたとは凄い俳優さんですねぇ( ^ω^ )
私は全く知りませんでしたが、かみさんに聞いたら
「名前は知らなかったけど、その人は知ってる」って言ってました(⌒-⌒; )
42歳で亡くなられなかったら、
もっともっと映画界で活躍されたんだろうなぁ=(^.^)=

by ニッキー (2020-02-08 12:25) 

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