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●末尾ルコ かつて語ったイザベル・アジャニー 2 [「言葉」による革命]

『アデルの恋の物語』は名画座で初めて観たわけで、しかし鑑賞以前から映画雑誌で作品の存在と、それ以上にイザベル・アジャニーの写真は絶大なインパクトを持って飛び込んで来ていた。
ただ、写真だけでは、「どこか遠い人」のような感じはしていました。
もちろんフランスの大女優ですから、高知在住の少年にとって、「遠い」っちゃ当然遠いんですがね。
ただ、イザベル・アジャニーの場合、ほとんどのハリウッド女優たちよりもさらに「遠い」感覚があった。
世界的ネームバリューはハリウッド女優の方が遥かに上なのですが。

『アデルの恋の物語』を初めて観た時の衝撃は忘れられない。
イザベル・アジャニーのこの世のものとは信じられないような美しさ。
ヴィクトル・ユゴー時代のフランスの雰囲気。
そしてカッコよ過ぎるほどの、フランソワ・トリュフォーによる作品構成。
もちろん『アデルの恋の物語』は今でもわたしにとって特別な映画の一つです。

で、かなり長い年月、イザベル・アジャニーは、わたしの中で、「世界で最も美しい女性」だった。

なんてことを突然書いているのは、動画サイトで1970年代のアジャニーのインタヴューを観た。
その発音がとろけるように美しくて。
(ああ、普段、こんな風に喋る人だったんだな・・・)と。

タグ:映画 アート
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