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●末尾ルコ かつて語った『日々ロック』 2 [「言葉」による革命]

わたしは原作漫画を読んでおらず、だから原作のテイストを取り入れたのだかどうかは知らないが、兎に角最初から終わりまでハイテンションで、しかしそのハイテンションは本当の意味でテンションが高いのでなく、登場人物が終始ギャーギャー大騒ぎする、カメラは忙しく動き回る、そして甚だしいのが、俳優たちに珍妙な顔を作らせて、それをアップで抜いてウケを狙う。
感性とか知性とかまったく刺激して来ない、「ただやかましい」世界を創っていて、これは宮藤官九郎が関わった映画や、「極めて悪い例」の一つとして小栗旬が監督した『シュアリー・サムデイ』などと共通する「昨今の日本映画の弱点」だと思うのだが、しかしこういうノリの作品を好む層もあるのだろうか。

タグ:アート 映画
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