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●末尾ルコつて語ったロバート・ショウ 4 [「言葉」による革命]

ロバート・ショウに私は惚れ込んだ。彼を観たのはおそらく『ジョーズ』が初めてだ。それ以前にはそう多く洋画を観ていなかった。邦画もそう多く観ていなかった。ガキだもの、観るものはテレビドラマだ、俳優が演技する作品としては。好きだったのは桜木健一、森田健作、森次浩司、そして松田優作。こうして見れば今でもファンなのは松田優作だけであり、彼を知ったことが大人の世界へのイニシエーションの一つだったとも見做せる。映画は親に映画館へ連れて行ってもらっていたが、ひょっとしたら洋画初体験は『エクソシスト』だったかもしれない。そうだとすれば剛毅なところのあった親だとも言えよう。『エクソシスト』って、今観ても怖いのだもの。いや今の方が怖さが増している。自分の娘が二階の部屋で悪魔に取り憑つかれているという恐怖は大人にこそ相応しい。
タグ:アート 映画
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