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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~「小津安二郎」という名を見ただけで号泣した梅本洋一。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



そう言えば、「泣く」というテーマについてですが、かつて梅本洋一という映画評論家が、その人はNHKのラジオのフランス語講座を担当していたのですが、その中で、
「昔は小津安二郎の映画、(どうして現状に負けてしまうのだろう)と理解できなかったけれど、今ではオープニングで〈小津安二郎〉という名前を見るだけで号泣してしまいます」と、ずっと前に聴いたので正確ではないけれど、だいたいこのような意味のことを言ってました。
(小津安二郎という文字を見ただけで号泣?なにを大袈裟な!)と思う人もいますかね。
でもぜんぜん大袈裟じゃないんです。
映画の、特に凄い映画の本質が分かってくると、「その映画のすべてが感動」となるんです。

「泣く」とか「感動」とかのテーマを続けてますが、シンプルに言って、

「より質の高い作品に感動できる人たちが多ければ多いほど、文化的にはより優れた国である」と定義できます。
日本は元来文化的レベルの極めて高い国、だったはずですが、現在は非常に偏った状態だと思ってます。

まあそれはさて置き、前回映画評論家の梅本洋一が、「オープニングで〈小津安二郎〉というクレジットを見るだけで号泣する」旨語っていたというお話しましたが、かくいうわたしも例えば、『レイジング・ブル』や『ディア・ハンター』で、「Robert De Niro」とクレジットされるだけで涙がこみ上げますよう!
要するに映画であれば、ストーリーは大事だけれど、ストーリーを超えた要素で感動してしまうわけです。



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タグ:アート 映画
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コメント 3

hana2021

小津安二郎作品をじっくり鑑賞した事もない私のコメントなど軽さ以外の何ものでもないのだけれど。
小津監督自身が凝りに凝って撮りあげた作品の数々。それを最初から最後までストリーに頼ることなく観る、現代の我々にとって贅沢ではあるけれど、そうした機会をもつ事事態が、積極的でない限り難しくなっているのではないでしょうか。
山田洋次が再現した「東京物語」にしても大方のストリー展開は似通っているけれど、監督それぞれが描きたかった本質は少し違ったものとなっています。
このレベルの見方しか出来ないでいる私には、「その映画のすべてが感動」・・・といった心境に至る、そこまでの道のりは遠すぎる気がしてなりません。
昨夜偶々見たバラエティ番組内で、日本の宮本武蔵を崇めるアルゼンチンの十代の女性が「宮本武蔵を描いた映画は沢山ありますが、最も優れた一作は稲垣浩監督作「宮本武蔵」=三船敏郎・八千草薫・三國連太郎・・・ですね」と彼女は言ったけれど、その場でそれを知る人物は誰一人としていなかった。
自分自身と同い年の本作品、無論私も観ておりませんでした。
RUKOさんが仰る「より質の高い作品に感動できる人たちが多ければ多いほど、文化的にはより優れた国である」と定義できます。・・・の通りであるのは明確な事実。経済や文化は進んで、学習の機会は多くあるはずなのに、間違った方向へと誤ってしまっているのを感じずにはいられません。
本物に感動できるよう、これは誰にでも出来る、時間がある限り与えられたものですから。
by hana2021 (2021-12-21 13:01) 

(。・_・。)2k

TV関係者 出演者も含めてほぼ半島人が作ってますからねぇ
文化が捏造されたモノだけになっていきますよね
文化が高かったのに 低くされている気がします

by (。・_・。)2k (2021-12-21 16:47) 

ゆうみ

号泣 日曜日に マトリックス見ながら
眠くて涙でてきたよ。
感動で涙 涙ねぇ
by ゆうみ (2021-12-21 17:34) 

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